オーバーヒートを予防!
エンジンは燃料を爆発させその力を利用して走行しています。
当然爆発させているのですから熱が発生しますよね。
そのまま放っておくと高熱になってエンジン内部のオイルなどが劣化しエンジンクラッシュしてしまいます。
そんなエンジンの熱を放熱させるためにエンジン内部には水の通り道を設けてあり、冷却水が通ることによりエンジンの熱を冷ましています。
しかし冷却水も熱でドンドン高温になっていきます。
その冷却水の熱を放熱させるのがラジエータであり、ラジエータをより冷やすのが電動ファン
冷却水といってもただの水ではないんですよ。
水は0℃以下になると凍結しちゃいます。
水が氷となると、体積が増え膨張した氷はラジエーターなどを破裂させてしまう可能性かがる。
よって、0℃以下になっても凍らないようにしてあるのが不凍液なんです。
不凍液(LLC)はエンジン内部など錆びないように防食剤や冷却効率を高める消泡剤など入っており、他の機能を発揮する成分が含まれていることから、2~3年ごとの交換することがオススメだ。
冷却水の不凍液(LLC)濃度が薄いと、冬期にオーバーヒート、オーバークールの原因となります。
井戸水等を使用している場合は水の硬度が違う為特に注意、水道水のみを入れるとシリンダヘッドが錆びてしまいます
冷却水の温度が高い時は、絶対にラジエーターキャップを開けないようにして下さい。
輸入車の場合はラジエータキャップはついていませんのでサブタンクの蓋を取らないようにしてください。
輸入車のウォーターポンプ
冷却水を循環させるためにエンジンについているのがウォーターポンプ。
タイミングベルトなどと一緒になって駆動しているインペラがついた循環装置ですが、輸入車はウォーターポンプのトラブルが非常に多いです。
漏れ、異音、インペラの破損などなど。
もともとの製品上の質の悪さ?も大きいのだろうが本当にトラブルは多いのだ。
冷却水の劣化、腐食が進むとこのトラブル率がグッと上がる。そのために年に1度のクルマの健康診断(定期点検)を受けることをオススメしたい。
特に純正パーツや新車時からの装着品などはインペラがプラスチック製で内部で破損したり、インペラとベアリングが剥離してしまっている車などが非常に多いです。
放置しておくとウォーターポンプが破損し、タイミングベルトが外れエンジン不動
バルブ突き上げ等により大事になることは間違いない。
そうならないためにも冷却水は車検のたびに交換してほしいパーツです。