アルファGT カムシャフト交換&バルブ交換
2017年6月19日大垣市のN様のアルファGTの入庫
エンジン不調で非常に調子が悪いということです。
確かにエンジンが綺麗に燃焼している感じではないですね。
JTSエンジンのいつもの汚れが原因か、ダイレクトイグニッションが一発ダメになっているかだろうと思い
とりあえずテスター診断をします。
案の定各シリンダーのミスファイヤを拾っていますね
フォルトをクリアーにして再度エンジン始動
そしてもう一度テスター診断すると4番のミスファイヤだけ拾います。
なるほどなるほど、ということで4番のダイレクトイグニッションおよびプラグの診断
スパークプラグは大丈夫そう、そうなるとやっぱりダイレクトイグニッションか!と安心しながらダイレクトイグニッションをテストしてみるとなんと良好です。むむむむむむ????
おかしい・・・プラグを取り外した時の状態がプラグが燃料でベトベトだったので火花は飛んでいないのは確実
プラグはOK、ダイレクトイグニッションもOK 燃料も来ている、でも4番は燃焼していない。
コンプレッションゲージで圧縮を計ってみると1番から3番までは規定値に達しているが、4番のみ圧縮比ゼロ
圧がない。
圧縮無いということはそりゃ火花は飛ぶはずもない
原因は腰上(バルブ)か、腰下(ピストンリング)か??
簡易的な方法で調べると、どうやら腰上っぽい。
ここでちょっとホッとします。腰下だったら作業はさらに大変になるし、整備料も半端ない金額なってしまうので。
ともかくシリンダヘッドを取はすしにかかります。
タイベル等を取り外すためにタペットカバーを外したところで発見します。
なんとカムがすり減ってしまい山がなくなっています
これではバルブを押すことができませんね。
あれこれ作業をしてヘッドを降ろして4番のインテークバルブを取り外すと・・・・
やはり曲っています。
バルブリフトが足らず微妙にタイミングが合わなかったからでしょう。
原因が分かり一安心。
部品発注し、部品を待っている間にせっかくなので各部を洗浄綺麗にしていきます。
届いた部品を組み付けし、エンジン始動
綺麗にエンジン回ります。
写真撮り忘れました・・・(ー_ー)!!
若干バリエータ―の音が気になりますが違和感なくエンジン回っています。