シトロエン C5 冷却水漏れ&タイミングベルト交換
2018年5月21日名古屋市のN様のシトロエン C5の入庫
冷却水漏れがするということで入庫してきました。
オーナー様のお話をお伺いしていると漏れるときと洩れないときがあるという
はて?おかしな話だな????
冷却水漏れという事だったので、てっきりラジエーター廻りか、ホース類かな?ッと思っていたのだが。
昨年の夏に電動ファンは交換しているが、そのときラジエーターは未交換だったからだ。
しかしラジエータ―であれば常に漏れてもおかしくない。
とにかくお預かりして様子を見ることに。
お預かりしてクルマを止めておき、しばらくすると車両の下が冷却水でビショビショになっている。
チャンスとばかりにボンネットを開けてみると、どうやらラジエーター廻りではなそうだ。
漏れの原因はおそらくウォーターポンプ
走行キロが147000kmとかなりの過走行になってきているので、ウォーターポンプも交換だが2回目のタイミングベルト交換時期も来ているので、ついでにタイミングベルト交換もすることになった。
この車両はXFJ 3.0LのV6エンジン
簡単にタイミングベルト交換と書いているが、かなり面倒な作業になる。
まずタイミングベルトのカバーを外すことに時間がかかる
ネジの数が多すぎ・・・・こんなにいるのか?って言うくらいにねじ止めしてある。
アルファのV6の方がまだ作業が楽なんじゃないだろうか。
ブツブツ言いながらカバーを外すと、ホラみたことか。タイミングベルトがビシビシ
ウォーターポンプから冷却水がダダ漏れ
あるいみウォーターポンプ様様である
今回のウォーターポンプの水漏れが無ければオーナー様はおそらくタイベル交換しなかっただろう。
これ、いつ切れてもいいくらいの状態だよ。
SSTを使い各プーリーやカムをホールドしていきます。
前に交換した人の合いマークが残っているが、いったい何に合わせた合いマークなんだろうか
しかし冷却水がかなり漏れており、タイミングベルト等により辺りに巻き散らかされているので、いたる所が冷却水まみれ。
それらを綺麗に洗浄し、新しいウォーターポンプを取付し、新しいタイミングベルトを取り付ける。
V6なのでそこそこ手間と知恵を必要とし、これがホントに疲れるのだ。
すべて組み付けるとこんな感じで綺麗です
汚れもついでに洗浄しタイミングベルト廻りは新車のようです。
エンジン始動、しばらくアイドリングし漏れがないことを確認
試運転し異常がないことを確認し作業は終了です。