アルファロメオ156 クラッチホース交換
2019年2月24日あま市のT様のアルファロメオ156の入庫
ブレーキオイルが少しづつ減っていくので見て欲しいということだった。
ブレーキオイルが減っているということはどこからか漏れているということになるし、何よりも危険なのはブレーキオイルがなくなればブレーキが効かなくなるということ
すぐに入庫してもらい点検をすることになった。
オーナー様との問診で昨年12月に購入店で車検を受けられたのとのこと
その後しばらくは問題なく乗っていたそうですが、今年に入りブレーキオイルが減っていくことに気付いたという。
ブレーキオイルを足しながら乗っていたが、入れても入れても減っていくので心配になったという。
オーナー様曰くクルマの左中央付近の方にオイルが滴る形跡があるという。
クルマは2.5のV6 MT車
ブレーキホース関係であればその位置ではオイルは漏れないだろう。
念のためブレーキホース周りを確認漏れはない。
アルファのMT車お決まりのクラッチレリーズからの漏れが怪しい
走行が100000kmオーバーの車両なのでクラッチレリーズが損傷してもおかしくはない
オーナー様に確認すると、過去に交換したことはないということだったのでクラッチレリーズ交換をおこなうことに。
こちらがクラッチレリーズ
ゴムの部分から滲み漏れを確認、がしかし、それよりもダメージの大きな部分を発見。
クラッチレリーズの横についているクラッチホースが腐食で穴がいている。
このホースは金属のステーの上にプラスチックのキャッチで固定されているのだが、プラスチックのキャッチが経年劣化で破損、金属のステーに直に接触し、金属ステーのサビ等がホースに浸食
それによりホースにまで腐食が進み穴がいてしまったのだろう。
問題はこれで終わらない。
クラッチレリーズは新品がまだ供給されているが、クラッチホースはメーカー生産終了。
国内在庫なし。
修理するか中古を探すかしかない。
なんとか中古パーツを探し出しクラッチレリーズとホースを交換
オイルのエア抜きを行い
しばらく試運転で様子見をすることに。
3~4日ちょこちょこと試運転で乗らせてもらいオイルの漏れ、クラッチの違和感がないことを確認
無事にオーナー様にお返しすることができました。