VWニュービートル　ATF交換＆ストレイナー交換

大垣市のT様のVWニュービートルの入庫
ATF交換のご依頼を頂きました。

入庫された時には全塗装でピンクに塗り替えられた車両でビックリしました。
購入されてまだ半年、今現在はATに不具合は出ていないとのことで、念のために予防としてATFを行いとのことでした。

走行が53000ｋｍと少ないのでとても綺麗なコンディションの車両です。
さっそくATFを抜いてみると、純正のATFっぽくないオイルが抜けてきました。
おそらく過去に一度交換はしているような感じです。

臭いもそれほど焼けた臭いはなく前オーナー様が交換した感じですね。

それでもストレイナーはご覧のように汚れています。
本当はシルバーなのですが、グレーっぽく汚れが付着しているのが分かるでしょうか。
ストレイナーの上についている筒が電磁バルブ
この電磁バルブが不具合を起こすとATの変速ショックや、変速しないという症状を引き起こします。

そのためにATFを定期的に交換し、流動性、冷却性を維持することが大切
もちろんストレイナーで異物（鉄粉等）を除去して油路の目詰まりを防ぐことも大切です。

抜けたATFも交換した形成があっても、このように汚れ鉄粉が入り混じっていますからね。

オイルパンの上部にある四角い物が磁石です
この磁石で鉄粉を付着させ油路に交じらないようにしているのですが、この磁石も汚れて真っ黒になっています。

各部を綺麗に洗浄し、新しいストレイナーを取付して最後にATFを注入

テスターにて診断だけ行い
試運転します。
変速に異常がないこと等を確認し、再度テスターにて診断
問題が無いことを確認して納車となりました。
次回は短めのサイクルでATFを交換してもらい徐々にぬき換えていきATFを綺麗にしていきます。