アルファロメオ ブレラ BMC CDA取付&水漏れ
2019年3月2日大阪のI様のアルファロメオブレラの入庫です。
セレのオイル漏れチェックと、BMC CDAの取付、あとは冷却水が少しずつ減っていくということだったのでそれをチェックしてほしいとのことです。
まずはセレのオイル漏れのチェックです。
セレのオイル漏れで多いのが、タンクからのオーバーフロー
これはアキュムレーターの劣化によりセレオイルのタンクへの戻り量が増え、オーバーフローしてしまう党現象。
多くの車両で見られる状況でアキュムレーター交換などをすれば解消される。
今回は見てみるとどうやらそうではなさそう。
オイルで汚れている箇所がいつもとは違う。
よくよく見てみるとセレのタンクからアクチュエーターにいくホースから滲んでいるように見える。
セレオイルを補充して圧が掛かる状態にすると、間違いないホースの付け根からポタポタオイルが垂れている。
何故にこんな場所が?
このホースはプラスチック製でジョイントの部分がゴムのパッキンが入り漏れないようにしてあるのだが、このパッキンが劣化しているのかもしれない。
手でホースをグッと押し込んでみると漏れは止まった。
どうやら間違いはなさそうだ。
しかし残念ながらこの部部だけの部品供給はない
セレユニットASSYの交換になってしまう。
かなりの高額なので中古のパーツ取りでこの部分だけ交換
念のために結合部にはシールパッキンを塗布して乾燥してからセレオイルを補充
漏れなどなく問題ないことを確認して次の作業だ。
オーナー様の持込みでBMCのCDAの取付け
前乗っていたという147から取り外したモノらしい
事前に洗浄等もオーナー様がして取り付けだけしてほしいということだった。
一昔前はよくつけましたねCDA
左が純正のエアクリ
右が取付したCDAです。
綺麗におさまりました
吸気するときの音が独特になりいい感じです。
最後に水漏れ
テスターで圧力をかけてみると、こちらも定番のラジエーターホースの付け根から滲んでいます。
新車時のホースバンドは調整できないので、年数が経つとラジエーターホースなどは劣化し、新車時よりもゴムが密着度が悪くなっています。
しかもホースバンドが調整できないので締め込みできません
よって古くなってきた車両はホースバンドを取り換えて新しいものにしていくのです。
こちらも交換後は漏れなどはなくなりました
これで無事に乗れるようになったのではないでしょうか。
CDAの吸気音を楽しんでみてください