フィアット500 不動 ミッション不良
2019年3月7日瑞穂市のK様のフィアット500の入庫
不動で動かないという事でレッカー搬送されてきました。
クラッチ不良っぽいですね。
入庫後デュアロジックを操作してみると、クラッチは動こうとしているようで、ウゴウゴ言いながらもたついている感じだ。が、結局は繋がらない。
試しにテスターにてキャリブレーションをして、クラッチ調整してみると、最初よりはましにはなったがやはりシフトは入らない。
エンジンを始動させずにシフトを入れるとギヤは切換わる。
これも間違いなくクラッチ不良ですね。
ともかくミッションを降ろして確認です。
でもミッションを降ろすという事は必然的にクラッチ交換という事になるのですけどね。
というわけでミッション降ろしました。
かなり汚れています。
デュアロジックの方はオイルは入っていますね。
おそらく当社に持ち込まれる前にどこかの整備工場で作業したのでしょうね。
遮熱板等が外れており、ボルトなどが付いていませんでした。
デュアロジックオイルを補充してみたが症状が改善されなかったので当社に持ち込んだと推測できます。
まぁいいんですけどね。
でも直せないなら最初からイジルのはやめてほしい。
ボルト等も付けずに戻すというのは理解できないし、その程度の技量で輸入車を整備するのは甚だ憤りを感じる。
クラッチディスク等は摩耗度はそこまで酷い状態ではなさそう。
その他諸々の部分をチェックし、交換しなくてはいけない箇所を発見して交換。
(この辺りの内容は企業秘密で内緒です)
そして新しいクラッチディスク、カバー等を取付
ミッションも綺麗に洗浄し、ベアリングも交換。
可動部にグリスを塗布し、動きが悪くならないように施します。
もちろんデュアロジックオイルも綺麗に抜き換えし、交換していきます。
すべて組み付けし、テスターにてクラッチ調整、キャリブレーションなどを行います。
ついでにオーナー様から依頼のあったエンジンオイルも交換し作業は終了。
軽く試運転、問題なくギヤが切換わることを確認
テスターにて再度診断し、もう一度クラッチを調整してオーナー様に納車させていただきました。