アルファロメオ159 不動 クラッチ交換
2020年3月6日京都市のT様のアルファロメオ159の入庫
Nのままギヤ入らずで不動でレッカー搬送されてきました。
わざわざ遠くまでお越しいただきありがとうございます。
車両を確認するとエンジンは始動OKで、ギヤが入りません。
一番オーソドックスなギヤトラブルの形ですね。
テスターを接続しフォルトコードを見てみると、フムフムなるほど。
そういうことですね。
セレのシステム自体は問題なさそうで、動こうとはしていますがクラッチが切れない状態です。
予想通りの異常内容
早速クラッチ交換に移ります
最近思うことは156や147よりも159のほうがクラッチ交換が楽だな~と思うように。
取り外すパーツが少し少ないから楽に感じます。
てな感じであっという間にミッションおりしました。
さてクラッチディスクはどうなっているのやら。
クラッチカバーを取り外します。
いつもこの瞬間は意外とドキドキします。
もしクラッチディスクが減っていなかったら?ほかの原因ってなんだろう?とか変なことを考えます。
そしてジャーン
クラッチディスクこんな状態です
ズルズルのツンツルテンに減っています
これではクラッチ繋がるわけもないですね。
ちなみに走行キロは77000㎞台
結構な擦り減り方ですね。
新品のクラッチディスク・カバー等を取付していきます。
クラッチ関係は常に在庫していますが、あまりの入庫の多さに少し在庫がヤバい状態になってきました。
ミッション側のベアリングも交換
いつでにセレのオイルもゴッソリ交換します
だってミッション降りてるんだもん。やらなきゃ損ですよね。
そして組み付ける前にミッション降りた状態でクラッチのエア抜きを来ないます。
いつもはスムーズに抜けてくるクラッチオイルが抜けてきません?????
なぜに????
クラッチオイルのタンクからクラッチベアリング(レリーズシリンダー)までは3分割されておりホースやジョイントでつながっている。
おそらくこのどこかで目詰まりしているはず
1か所づつ切り離し、オイルが抜けてくるかを確認
原因はエア抜きする部分のジョイントの目詰まり
予想外のトラブルで作業は中断、部品待ちさすがにこの部分は在庫がなかったです。
翌日パーツが届き無事にエア抜きもOK
ミッションを組み付けし、テスターにてキャリブレーションを行い無事にクラッチ作動します。
軽く試運転し、異音違和感がないことを確認
再度テスターにて診断し作業は完了です