アルファロメオ147 クラッチ不良 クラッチ交換
2020年3月12日名古屋市のT様のアルファロメオ147の入庫
突然クラッチペダルを踏んでもギヤが入らなくなり不動になってしまったということでレッカー搬送されてきました。
ロードサービスに聞くと積み込みの時は少しギヤが入る時があったが、ほんの一瞬でしたという。
入庫後クラッチペダルを踏んでみても反力がない
踏みごたえがないのだ。
クラッチレリーズがダメになっているものと思われる。
147のクラッチレリーズはミッションケースの中にある。
クラッチベアリングと一体型のものです。
よって部品の金額も高いし、レリーズだけ交換というわけにはいきません。
145とか156だとレリーズだけ交換すればクラッチが切れるようになるのだが、残念なことに147はミッションを下してバラさないといけません。
ということはミッションを下すのでクラッチも一緒に交換したほうが良いことになります。
むしろ交換しないほうがもったいない。
とりあえずミッション降ろしました。
クラッチレリーズが見えますね。
手で回してみるとガラガラ音がします。
エンジンとミッションケースの接続部にオイルが滲んでいましたが、あればおそらくクラッチオイルが漏れていたのでしょう。
クラッチカバーとクラッチディスクも交換します。
距離の割には意外と消耗しています。
交換して正解ですね。
新しいクラッチディスクとカバーを取付し、ミッションを組み付けていきます。
すべて組み付けし、ミッションオイルも交換
ドライブシャフトブーツも破損していたのでついでに交換。
最後の最後にクラッチオイルのエア抜きを行い作業は完了。
クラッチペダルの反力もOKです。
試運転し問題なくシフトチェンジできることを確認
無事にオーナー様にお返しできました。
オーナー様がお帰りになる際に別の車になったみたいと言ってみえました。
ご帰宅後ご連絡をいただき、シフトも軽くなり、クラッチもスムーズですごく乗りやすくなったと喜びの声をいただきました。
まだまだ乗れる良い車なので今後も大事にしてくださいね