シトロエン DS3 レーシング オイル漏れ
2020年5月8日名古屋市のF様のシトロエン DS3 レーシングの入庫です
走行中にオイルランプが点灯しエンジンチェックのランプも点灯したのでその場で停車しレッカーにて運ばれてきました。
オーナー様に問診をしていると、どうやらオーナー様に心当たりがあるようで、さてさてどんなことなのでしょうか。
車両をリフトに入れるまでにエンジンの異音がひどい
確かにオイルが漏れて下回りがベタベタになっている。
走行はまだ13000kmと少ない車両です。
オイルのレベルゲージには当然ながらオイルはつかず。
念のためにオイルを補充してからのリフトへの移動です。
リフトまでの移動だけでもオイルがポタポタと落ちて床がオイルまみれです。
リフトに挙げて下から覗くと、まぁひどい状態ですよ
オイルでベタベタ
取りあえずオーナー様に連絡し、状況を確認をします。
どうやら入庫する1週間前に自分でオイル交換を行ったそうです
それくらいはどこにでもある話ですが、その時にオイルフィルターも交換をされたそうで
それが原因?ではないか?というのがオーナー様の言う心当たりだそうです
その話をもとに車両を再度見てみると・・・・・
あら~ オイルフィルターがちゃんと締め付けられていない
浮いてますね。
これではそりゃ漏れますよね。
オイルフィルターを取りあえず外してみると
パッキンのゴムが切れてしまっている。
ちゃんとゴムパッキンを取り付けていなかったからなのか、理由はわからないですがどうやら原因はここで間違いなさそうです。
新しいオイルフィルターを取り付けし、エンジンオイルも新しいものに交換。
念のためにオイル添加剤も入れエンジン内部をコーティングもしておくことに。
作業後当然ながらオイル漏れはない
エンジン始動後巣恋音がしていたエンジンも2~3分後には静かになりました。
DIYも流行りですが、知識のない人の作業はかなり危険です。
今回は惨事には至りませんでしたが、ブレーキ周りなど危険な部分は多いです
あとで交換するよりも国家資格を持った整備士にちゃんとお任せしてください。
今回もオーナー様は「いい勉強になった。今後はもうやめておく」と言って大事に至らなかったことに安堵して帰って行かれました。