クライスラー イプシロン ミッション不良 不動
2020年5月9日三重県のK様のクライスラー イプシロンの入庫です
走行中異音がしてミッション警告灯が点灯し不動になったという連絡です。
お話をお効いていると焦げたようなにおいがしているということでした。
とりあえずレッカーにて搬送されてきました。
エンジンを始動するとギャラギャラとすごい音がします。
あぁ~これは間違いなくベアリングが逝っちゃってますね。
オーナー様とお話をして治るのであればクラッチ交換をして欲しいということでした。
走行は12万キロオーバーなのでクラッチ自体はよく頑張ってくれた方ではないでしょうか。
ではさっそくミッションを降ろしていきます。
ミッション降ろしました。
うわぁ~めっちゃ汚れてます。
クラッチが削れてしまったダストで真っ黒です。
そして問題のクラッチベアリングは・・・・
大破しています。
跡形もなく粉々になって粉砕されていますね。
クラッチカバーの方もベアリングが押しつけられた形跡がしっかり残っていますね。
そしてクラッチディスクは
こんな感じかなり減っていますね。
でもベアリングの方が先に逝ってしまったのでクラッチディスク自体はズルズルにはなっていませんでした。
問題はつきません
なんとクラッチフォークが
ベアリングは大破して押し付けられていたので熱をもってクラッチフォークが少し変形して削れてしまっています。
これはすごい。
左はダメな方で、右は新品です。
新しいクラッチカバーとクラッチディスクを取り付け。
そしてクラッチフォークも新品に交換
あとはミッションを組み付けるだけ
もちろんついでにデュアロジックオイルも交換します
ミッション組み付け後テスターにてキャリブレーション
そして試運転をおこないます。
試運転後に再度テスター診断
問題がないことを確認して作業は完了です。
皆さんもこうなる前に時期が来たら早めにクラッチ交換を行ってくださいね。