アルファロメオ147 ミッション不良不動 クラッチ交換
2020年10月3日三重県のO様のアルファロメオ147の入庫
走行中停車したらそのまま不動になってしまったということでレッカー搬送されてきました。
オーナー様曰く突然不動になったということですが、走行は180000kmオーバーというかなりの過走行車。
色々問診するとどうやら今まで整備を依頼していたDがDを辞めてしまいどこにも整備してくれる整備工場がなくなり、困っていたという。
確かにアルファロメオやシトロエン・プジョー・ルノーなどは整備してくれるお店は少ないですよね。
でも販売しているお店は多いですけどね
整備もできないくせに当たり前のように販売しているお店がある意味すごい。
何かあった時の責任はどうするのでしょうね。
そして彼らは販売するとき必ずこう言うのです
「壊れませんよ。輸入車なので壊れるの当たり前ですよ。保証はありません」とね。
そんなはずないだろ
壊れないはずがない。
そして故障して持っていくと今度は「輸入車なので壊れるの当たり前ですよ」
おいおいどっちなんだ・・・
最後に決め手は「輸入車なので保証なしです」
お~い やめろ 輸入車のイメージが悪くなるだろっといつも思う。
さて今回は走行キロ的にもクラッチがかなり怪しい
というよりもエンジン始動時にすでにクラッチから異音もしている。
オーナー様自身では一度もクラッチ交換をしたことはないということ。
まあ間違いなくクラッチはダメでしょうね。
ということでクラッチ交換をすることになりました。
180000kmですがまだまだ乗るそうです。
とりあえずミッションを降ろしました。
異音の原因はこれです
クラッチのベアリングが大破しています。
もう粉々です
そしてクラッチはというと
思った以上にズルズルにはなっていないかった。
おそらくはオーナー様が購入される以前に一度クラッチ交換しているのではないだろうか。
でないと180000kmもクラッチは持たないはず。
新しいクラッチを取り付けしていきます。
このあたりのパーツも常に在庫は持っているのですぐに交換できちゃいます。
クラッチベアリングも交換
あとはミッションを組み付けていくだけです。
ミッションを組み付けた後はキャリブレーションを行い調整します。
その後試運転。ギヤチェンジのスムーズさ、異音やその他諸々を試運転をしながらチェックします。
その後再度テスターにてチェック
特に問題がないようなので作業は完了です。
あとは2~3日試運転を行い再発しないか?不具合が起こらないかを確認して納車となります。