フィアット500 ミッション不良 クラッチ交換
2020年11月6日名古屋市のK様のフィアット500の入庫です。
突然ギヤが入らなくなり、エンジン再始動してもNのままで不動になってしまったということでレッカー搬送されてきました。
オーナー様皆様一様に突然という言葉を使われるのだが、おそらく突然ミション不良にはなかなかならない。
なるとすれば電気系のトラブルのみで、突然に思われているかもだがクルマはちゃんと異常をオーナー様に伝えているはずなのだ。
今回の車両も入庫後エンジンを始動してみるとミッションからガラガラと異音がしている。
あぁぁぁ~この音は間違いなくクラッチのベアリングが中で大破している音だ。
ということでクラッチ交換は必須になる。
まずはクラッチを正常に戻してからその後その他の部分が問題ないかを確認しないと先に進めない。
ミッション降ろしました。
めっちゃ汚れていますね~
ダストまみれです
クラッチベアリングを見てみると・・・・
あ~~~~~~~こりゃダメですよ。
完全に破壊されてます。
ほら、もう粉々です
久々にここまで粉々になったベアリングを見ました
クラッチカバーは破壊したベアリングが押しつけられ傷がしっかりついています。
クラッチディスクもズルズルです
溝がほぼ消えかかっていますよ。
これではミッション繋がりませんね。
とりあえず新しいクラッチカバーとクラッチディスクを取り付け。
あとはついでにデュアロジックのオイルも交換して綺麗にしていきます。
ミッションを元に戻しテスターにてキャリブレーションを行います
問題なくシフトが入ることを確認
ただのクラッチベアリングの破損とクラッチ摩耗が原因でしたね。
あとは試運転を行い問題がなければ作業完了です。