フィアット500 デュアロジックオイル交換
2021年7月5日大垣市のT様のフィアット500の入庫です
走行中にたまにNになってしまうということです。
オーナー様にお話を聞いてみると、どうやら当社に来る前にお知り合いの自動車屋さんでデュアロジックオイル交換を行ってもらったらしい。
それで修理できましたよっとといって車両を引き取ったが治っていなかったようです。
オーナー様にその自動車屋さんはテスター等は完備していますか?と訊ねたら、それはちょっとわからないという事でした。
そりゃそうか、テスターがあるかどうかなんてわかるわけないか・・・・
もう治らないと思い諦めていたところ、当社を見つけられお越しになったそうです。
まずはデュアロジックオイルのチェックをしましょう。
当社は他社様の整備は信用していないので
ましてやセレやデュアロジックの整備は他社様の技術レベルが分かりかねるので再度チェックが必須です。
遮熱カバーを取り外してデュアロジックのタンクが目視できるようになりました。
見るとななななななんと、デュアロジックオイルがタンクの上までいっぱいに入れられている。
マジですか( ;∀;)
これではダメですね
デュアロジックオイルがこのように入れられているということは、この作業を行った自動車屋さんにはフィアットの整備の知識と技術がない証拠です。
そうなると、入っているデュアロジックオイルが本当にデュアロジックオイルかどうかも怪しくなる。
という事でデュアロジックオイルの完全抜き替えを行うことにします。
テスター等を使ってデュアロジックオイルを強制派出させ、新しいデュアロジックオイルを入れ、また強制派出をさせるという作業を何度も行います。
半分くらい抜き返た感じはこんな状態です
上の方が新しいデュアロジックオイルで、下側に古いデュアロジックオイルが残っています。
何度も行い完全に入れ替わった状態になったところで、あとはキャリブレーションを粉って作業は終了。
ちなみにテスターでチェックした際に前の自動車屋さんがキャリブレーションを粉った形跡はありませんでした。
キャリブレーションを行うと履歴で残るですが。履歴はなく、リセットもされていなかったのでおそらくはテスターをお持ちではないと推測できる。
このように輸入車はどこでも作業できるようになっていませんので、ちゃんとテスターや専用工具を完備しているお店で作業を行ってくださいね