アルファロメオ１５９　冷却水減りが早い　ラジエーターサブタンク交換

一宮市のN様のアルファロメオ１５９の入庫です。
冷却水が減るのが異常に早いという事でご相談を受けました。

もともと輸入車はラジエーターのサブタンクがあり、そのサブタンクの冷却水が１年くらい経つとMINのラインくらいまで減ることはよくあるので、そんな事なのかな？っと思っていました。

ところがご来店いただいてお話を聞いていると、そんな感じではなさそう。
１週間くらいでMINのラインよりも下なるという。
毎回補充をされているそうだが、それでも減るペースが速過ぎるのでということでした。

９３９系のあるあるのトラブル箇所をチェックしてみるが、すでに整備済で問題はなさそう。

ホース類からの滲みや、漏れもない

う～～～ん　何だろう。
ラジエーターのサブタンクのキャップの不良かな？
とラジエーターのサブタンクをチェックしていると

あらあらあら～( ;∀;)
これはダメだ

ラジエーターのサブタンクのホースが繋がる部分が中の金属が飛び出してしまっている

これだと微妙に圧力が逃げて、ホースとの隙間から蒸発、滲みがあるのでは。

もう１０年も経っている車両ですからこんなこともありますよね。

ラジエータのサブタンクを取り外してみると上側のホースだけでなく、下側の方も中の金属が飛び出してきている。

オーナー様に連絡し状況を説明してまずはラジエーターのサブタンクを交換して様子を見てみることに。

新しいラジエーターのサブタンクに交換

冷却水を補充してしばらくアイドリング。

エア抜きをしっかりと行ってから試運転。

水温計が異常値になることもなく普通に電動ファンも作動する。

２日くらい試運転はしてみたが冷却水が減ることはない

だがたった２日程度ではわからないのでオーナー様にしばらくこれで様子見で乗っていただくことにした。

その後１週間、オーナー様に状を確認したが、ラジエーターサブタンクに減りはないとのこと。

やはりイタ車、プラスチックパーツやゴム系は要注意ですね