フィアット500 冷却水警告灯点灯 オーバーヒート
2024年11月5日名古屋市のH様のフィアット500の入庫です
走行中に冷却水警告灯が点灯して、水温が上がり始めたので、すぐに停車してご相談のご連絡をいただきました
お話をお伺いしていると無理くり走行しないほうが良い状況
距離のあるので安全にレッカー搬送を依頼することをおススメして入庫してきた次第です。
入庫後確認してみるとラジエーターのサブタンクに冷却水はない
空っぽになっている
試しに水を入れてみるが4Lくらい入っていく
多すぎだな
どこか漏れているのは間違いないだろう
しかしどれだけ水を入れてもエンジンルーム内で水が漏れている個所が見当たらない
最悪はオーバーヒートでエンジンのヘッドガスケットがぬけたのか?
でもエンジンはスムーズに始動はしてくれる
圧力テスターで圧をかけてみると圧がかからない
すぐに圧が抜けていく
間違いなくどこかで漏れている
そして見つけました漏れてる個所
エンジンルーム内から室内に向かうヒーターコアへ繋がるパイプが折れてますね
しかも室内側で折れている
助手席にまわりフロアマットをどけてみると・・・
あぁぁぁ~~~水浸しだ
こりゃ酷い
これがヒーターコア本体
これにつながるパイプが入口付近で折れている
ヒーターコア交換ですね
こんな感じで折れてます
プラスチックのパーツなので経年劣化ですよね
しかしいつも思うが、こんなところプラスチックにするなよ
金属でいいじゃないか
新しいヒーターコアを取り付けして、冷却水を補充
エンジン始動で冷却水のエア抜きを行いまます
しばらく放置して漏れがないかを確認、圧力テスターでさらにチェック
大丈夫そうです
あとは助手席に流れた水を吸い出し、乾燥させれば作業完了です