アルファロメオ ブレラ ミッション不良 ギヤ抜け クラッチ交換
2024年11月10日名古屋市のH様のアルファロメオ ブレラの入庫です
最近中古車店でご購入されたばかりだそうです
しかしすぐにギヤ抜けが頻発 走行に支障をきたすぐらいのレベルだそうです
購入店では整備はできなさそうなのでということで、色々さがされた結果、当社にたどり着いたようです。
オーナー様に問診をしてみると、そりゃまぁ そうなるよね~って感じの内容です
購入店は基本的に輸入車専門店ではなく、保証なし、ノークレームで購入しているとの事でした。
状況的にはクラッチがかなり怪しいです
オーナー様にはクラッチ交換の許可はいただいているので距離も距離なのでとりあえずチェックをしていきます
クラッチオイルは真っ黒になって、量も入っていません
クラッチオイルは漏れないのでこれだけ量が減っているという事はクラッチが減っていてベアリングの可動域が奥のほうまで行っている証拠
ということでミッション降ろしました
クラッチディスクの削りカスがかなり落ちてきているので間違いなくクラッチ減っているね。
クラッチカバーもかなり錆々です
年式も年式なのでこうなりますよね
問題のクラッチは???
減ってます
予想通りですね
走行は70000km台ですがブレラや159はこんな感じで減ります
普通は10万キロくらいは大丈夫じゃないの?ってことをよく言われますが、何を基準に普通と言っているのかわかりませんが、ブレラや159はこれが普通なんです
クラッチベアリングもかなり劣化しています
手で回すとジャラジャラ異音を出し始めています
新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取り付けです
クラッチベアリングも交換
それに付随するパーツ類も新しいものに変えていきます
セレオイルも抜き替え
タンクも綺麗に洗浄しておきます
せっかくミッションを降ろしているのでこれをやらないともったいないです
ミッションを降ろしたままの状態でクラッチオイルも抜き替え、洗浄しておきます
クラッチオイルは最終的にはミッション組付け後に最後にもう1度行います
これでミッションを組み付ける準備ができました
ミッション組付け後に、今言ったクr5あっちオイルのエア抜き、クラッチのキャリブレーションを行います
その後試運転を繰り返し、変速のスムーズさ、異音や違和感がないことを確認
問題がないことを確認して作業完了です