
ルノー カングー タイミングベルト交換&オイル漏れ修理
2025年5月7日一宮市のA様のルノー カングーの入庫です
オイル漏れがひどいという事でご相談を受けました
見ると確かにオイル漏れ酷いです
いつものようにサーモスタット等から漏れてますね
オイル漏れの修理と一緒にタイミングベルト等も交換をしてほしいという事でお預かりすることになりました。
ではではさっそくオイル漏れから修理していきましょう
カングーはサーモスタットからのオイル漏れほぼなります
なぜサーモスタットから?って思われるかもですが
その理由はサーモスタットハウジングの中をオイルが流れているんですよ
サーモスタット外しました
御覧のようにパッキンのゴムが劣化して硬化しちゃってます
ゴムがゴムじゃなくなってるのでパッキンの役割を果たさないので、カングーのサーモスタットハウジングは中を冷却水とオイルが流れているのでそこからオイルが漏れてきちゃうんですね
まぁオイルだけじゃなくて冷却水が漏れる場合もあります
こちらが新品のサーモスタットハウジング
パッキンのゴムの厚みが違うのがわかりますよね
カングーのオイル漏れはサーモスタットからだけじゃないんです
カムシャフトカバーからもオイル漏れするんです
基本的にカングーはカムシャフトカバーにパッキンを使っていない。いやいや正確にはパッキンを使っているのだが、ゴムとか紙とかではなく液体パッキンなのです
なのでこちらも経年劣化するとオイル漏れます
よってサーモスタットからオイルが漏れている場合はカムカバーのパッキンも修理をした方が望ましいんです
特に奥側はエンジンが少し傾斜しているので奥の方が漏れやすい
新しい液体パッキンを塗布してカムシャフトカバーを取り付けしていきます。
これでようやくタイミングベルト交換に移れます
タイミングベルトの状態はやはりヒビ割れしてますね
細かいヒビがしっかり入っている
SSTをしっかりセットしてタイミングベルト取り外しました
ウォーターポンプももちろん交換
カングーのウォーターポンプ交換は比較的やりやすいゴソッと抜けてきて、ゴソッと入れ込むだけなので楽です
新しいウォータポンプを取り付けして新しいタイミングベルトを装着
あとは取り外したパーツを組み付けて冷却水を補充
エンジン始動でしばらく放置します
冷却水のエア抜きと、オイルが漏れてこないかを確認して問題がないので作業終了です
ルノー車のタイミングベルト交換は非常に面倒なので少々時間もかかります