フィアット パンダ ミッション不良 ギヤ抜け クラッチ交換

フィアット パンダ ミッション不良 ギヤ抜け クラッチ交換

2024年12月6日 0 投稿者: 迦楼羅

美濃加茂市のN様のフィアット パンダの入庫です
もともと新車でDで購入をされたそうです
そして50000km走行したくらいでギヤ抜けなどの症状が出始めたそうです

Dに相談するも症状が出ないのでわからないということで返されたそうです
まぁ確かに症状が出なければ何とも答えようがないのだが、パンダは過去事例でおおよそ判断はつくはずなのだが・・・

困ったオーナー様はネットで当社を見られてご相談にお越しになった言う感じです

取り合えずエンジン始動してみてすぐに判断できました
フライホイールがおそらくダメです
振動が凄い
ゴトゴトゴトとエンジンの始動がひどいのだ

オーナー様もおらくそうだろうと思っていたようで、すぐに修理お願いしますという事になった。

さっそくミッションを降ろしていきます

ミッション降りしました
フィアットのミッション降ろしは30分~40分くらいあれば十分です

クラッチベアリング大破してますね
かろうじて当社まではたどり着いたものの限界が来ていたのでしょう


クラッチカバーのほうはベアリングが押しつけられた跡がくっきりついてます
問題のフライホイールは???
クラッチカバー越しでみるとすでに中心がズレているのがわかりますね

クラッチカバーを取り外してフライホイールを確認
ほらね!
デュアルフライホイールのベアリングが破損してます

真円が出ないのでベアリングがもたないのでしょう
フライホイールが大きく振れて回るのでエンジンの振動が大きくなるので運転していてもうるさい。

しかしオーナー様たちはこれに気が付かないんですね
徐々になっていくのでこれが普通の状態だと思っているんです

フライホイールを新しいものに交換
シングルのフライホイールに変更します

これにより故障の原因個所が無くなるのでトラブルは起きません
しかし、本来のパーツ出ないものに変更するので弊害も出ます
その弊害をフライホイールを交換する前に取り除くのも大事なことです

新しいクラッチディスクとクラッチカバーを取り付け

クラッチベアリングも交換し、クラッチフォークなども交換
そしていつものようにきれいに清掃することも大事です

デュアロジックオイルも交換して、ミッションを取り付けします
ミッション組付け後にギヤオイルを補充
テスターにてキャリブレーションを行いエンジン始動

めっちゃ静かになりました
あの酷かった振動が嘘のように無くなります

試運転をおこないギヤの切り替わりのスムーズさや異音などがないことをチェック
2~3日試運転をちょこちょこ行って症状が出ないことを確認して作業は完了です

引き取り時にオーナー様にちょっと乗ってみてくださいと変化を体感してもらったら
発進後10mくらいで戻ってきて全然前の状態と違って乗りやすくなったと感激をしていただきました。

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