フィアット 500 パワーウィンド不良 配線修理
2025年11月9日岐阜市のT様のフィアット500の入庫です
運転席側のパワーウィンドウが作動していないという事でご来店いただきました
オーナー様のお話を聞いてみると
新車で購入してまだそんなに距離も乗っていないとの事でした
定番のパワーウィンドレギュレーターかな?っと思っていたのですが、どうやら違うようだ。

パワーウィンドスイッチを押しても確かにパワーウィンドは作動しません
でもおかしいのはパワーウィンドのレギュレーターの音もしないんですよね
いつもだとモーターが動いてギャリギャリとワイヤーが外れて絡まる音がするんですが、まったく音なし
これはディーラーさんに保証で相談した方が良いのでは?とアドバイスをして一旦お帰りになられました
後日改めてご来店され、結果保証は適応外で、保証期間も終わっているとの事で、普通に修理すると30万くらいかかると言われたそうです
保証期間終わっているなら仕方ないですね
しかし30万ってそんなにかかる?
オーナー様もいくら何でも費用かかりすぎ?と思い内容を聞いたそうです
そうするとドア内部の配線から車内に入る部分の配線をごっそり交換するそうです
部品が17万くらいで国内に在庫なしで取り寄せに1カ月以上かかるという事だったそうです
オーナー様もさすがに呆れて
そのままの足で当社にお越しになった次第です
話を聞いて開いた口がふさがりませんでした
はぁ?配線をごっそり交換するの?
そんなユーザーのことを考えない理不尽な整備ありますか
という事で今回は当社にて整備をさせてもらう事に。

整備内容は簡単
切れている配線をリペアしていくだけ
スペースがないので少々大変ではありますが、リアゲートの配線切れと同じで可動部分で配線が引っ張られている個所が切れているのです
確認すると5~7本くらいはヤバそうな配線がありますね
完全に切れている配線は3本くらいかな
1本1本配線をリペアしていきます
配線に余裕を持たせるために少し配線を延長して、稼働するときも負荷がかからないように繋ぎなおしていきます
全てリペアしたら動作確認
パワーウィンドもちゃんと動くようになりました
スピーカーも大丈夫、ちゃんと音が出ています
30万の修理がわずか2~3万円で終わっちゃいました
オーナー様は今後は当社にて面倒を見てほしいといわれ満足して帰っていかれました

