プジョー206 シフトリンク不良
2018年7月28日名古屋市のM様のプジョー206の入庫です
信号で停まったところギヤがRに入りその後Dにならなくなったということで入庫してきました。
?????そんなことあり得るのか?
めちゃくちゃ疑問 ギヤがいきなりRに入ることなど普通のATではあり得ない。
どう考えてもあり得ない。
オーナー様に問診をすると、マニュアルモード付きのATだったのでマニュアルモードでシフトをアップダウンさせていたらしい。
そしてマニュアルモードから通常のATに移行したところギヤがNになり、慌てて路肩に停めてPに入れ、
再度Dレンジにしようとしたら、Dレンジに入らなくなり、Rでしか動けなくなったという。
なるほどね~
そういう状況ですか。
おそらくギヤの上についているシフトのリンクゲージが破損したか、外れたか?と思いシフトを動かしてみるとシフトの動きに違和感があり、確かにNレンジまでしかシフトが動かせない。
シフト廻りをバラして見てみると、あらこんな状態になっている
シフトの可動域をホールドしているプラスチックが破損し、粉々に。
これによりシフトが動いてはいけないところまで稼働してしまいズレてしまったのだろうか。
このバラバラにした状態でシフトを動かすとDレンジに入る
しかし通常の位置ではDレンジに入らなく、それぞれのレンジも若干位置がずれている。
ということで部品発注
このプラスチックだけでは部品が出ない
シフトASSYだが、それほど金額が高くないのでオーナー様と相談の末シフトASSY交換
そして念のためにギヤポジションセンサーも交換します
シフトは室内と室外からの作業になります
それほど面倒ではありません
ギヤポジションセンサーも交換し、シフトワイヤーとの位置を調整し、若干部品に細工をして作業は完了。
通常通りシフト作動できるようになりました。
試運転も問題なし 大事にならずに済んだのでオーナー様も一安心です