ルノー カングー クランクポジションセンサー交換
2018年10月9日大垣市のO様のルノー カングーの入庫 たまにエンジンが始動しないときがあるということで入庫してきました。 オーナー様のお話を聞いていると本当にたまにしか出ない症状だとか。 ちなみにこの車両は以前にアイドリング不調というかアイドリング時の回転数が気持ち低く、燃料ポンプを新品に交換しています(1年くらい前)。 なので燃料系のトラブルではなさそうだろうと予測をし原因を探ります
お預かりして試運転してみても一向に症状が出ません。 オーナー様のお話ではエンジンが暖まった時になるときが多いという。 予測的には水温センサ、クランクポジションセンサあたりだろうと目星は付けているが症状が出ないので断定ができない。 テスターで調べてみても何もフォルトを拾っていない まぁ断線やセンサーの不良であれば信号が送られないのでフォルトを拾うのだろうが、センサー自体は生きていて信号を送っているのだが規定値の信号を送れていないときがある。 たとえば本来は5Vの信号を送らなければいけないところ3Vくらいとかね。 これだとコンピューター自体は信号を出しているセンサーを異常とは判断しないのです。
だけど本来の信号を送られてこないので、その信号を受け付ける側はそれに合わせて作動するので 不具合が出たりする。 今回は始動しないという事だったのでクランクポジションセンサーを交換する。
上が古いセンサー、下側が新しいセンサー 新しいセンサーは何故かカプラーの形状が変わってきている。 よってそのままポンつけで交換ができません。 カプラーも交換しなくてはいけない、なぜに? 推測だがカプラーの接触不良等によるセンサー不具合が多いのだろう だからカプラーも新しいものに換えさせて対策しているのではないだろうか。 確かに古い配線・カプラーは熱により硬化しており何となくダメそうだった クランクポジションセンサー交換後、気持ち始動性が良くなったような気がした。