アルファロメオ159 不動 クラッチ交換
2019年1月22日豊田市のT様のアルファロメオ159の入庫
買い物に行き駐車場に停めて買い物が終わって帰ろうとしたらギヤが入らなくなり不動になってしまったということでレッカー搬送されてきました。
走行は98000kmとそこそこ乗っている感じ。
まずはテスター診断してみましょう。
拾っているのはクラッチ異常と.、ギヤポジションセンサー不良などなど
オーナー様に問診してみると、今までにクラッチ交換はしていないということだったので、まずはクラッチは間違いなくダメだろう。
あとはクラッチを交換してみて角センサーが正常に動くかどうか、その他の機能が正常に作動するかどうかだ。
今現在はクラッチが繋がらないので、クラッチ以外のすべてが判断しかねる状態
では早速ミッション降ろしましょう
はい、いきなりのミッション降りた図
クラッチベアリングは焼けてますね。異音も出始めてます
そしてクラッチディスクは・・・・
あぁ~やっぱりかなり減っていますね。
写真側はまだましな方です。裏側はもっとすり減っています。
ちなみに新品はこんな感じ
綺麗にスリットが見えるでしょうか。
98000kmですから交換時期であることは間違いないです。
早い車両だと68000kmくらいで交換した車両もあります。
なぜにここまで早くクラッチが減るのか?????
まぁ憶測ですが普段の点検や整備の入庫状況でしょうか。
クラッチのキャリブレーション等をマメに行っている車は意外と減るのが遅いのか
あとは環境?坂道や山道が多い地域だとクラッチにかかるトルクに負担が大きくなるからだろうか。
新しいクラッチディスク等を取付し、ミッションを元に戻します
すべて組み付けたところでクラッチの基本調整。
軽く試運転しもう一度テスターにて診断異常がないので、再度クラッチ調整をして整備完了
最初に拾っていた様々なフォルトは拾わなくなった。
やはりクラッチの摩耗による異常信号の派生だったようです