アルファロメオ147 セレポンプ交換
2019年2月18日滋賀県のK様のアルファロメオ147の入庫
最近頻繁にセレシステムの警告灯が点灯しギヤが変わらなくなるとのこと。
エンジンを切って再始動すると通常通りになるので、それで今まで乗ってきたという。
しかしこの3日前くらいからは再始動しても警告灯は点灯し、Nレンジのままギヤが入らないようになったそうです。
不動のままレッカーで搬送されてきました。
到着後イグニッションOnにしてみるがギヤは変わらない。
ポンプの作動音がしていないようで、セレのオイルタンクにはセレオイルがいっぱいになっている。
テスト用のセレシステムリレーを交換してみるがポンプの作動は確認できず。
これはポンプダメになっている可能性が大ですね。
ポンプに軽く衝撃を与えてみるとポンプが作動しはじめた。
間違いなくセレポンプの固着・もしくはポンプモーターが焼き付きを起こしているのでしょう。
オーナー様としばらく様子見でこのまま乗るか、セレポンプを交換するかを相談し、交差点の真ん中で同じようになりたくないとのことセレポンプ交換ということになりました。
賢明な選択ですね。
過去事例的に一度ダメになったポンプは大体ダメになりますからね。
こいつがセレのポンプです。
面倒な位置に取り付けられており、狭い場所で無理して作業するのが嫌なので、フロントバンパーを外してスペースを確保。
これでアクセスしやすくなりました。
右がダメなセレポンプ、左が新品です。
見た感じは普通なんですがね~
特に対策品等にはなっていないので製造メーカーも形状もそのままです。
セレポンプ交換後セレオイルの抜き換え・エア抜き等をして、最後にキャリブレーションを行います。
試運転しギヤがちゃんと切換わることを確認
もう一度クラッチ調整とセレオイルの流量調整を行い作業は完了です