フィアット500 R.ブレーキシリンダー交換
2019年6月8日各務原市のD様のフィアット500の入庫
お電話にてブレーキがスカスカな状態になっているとのこと。
質問をしてみると右のリアのホイールの辺りからオイルらしきものが漏れているような気がするということだ。
危険なのでレッカーにて搬送
確認してみると確かに右リアからブレーキオイルらしきものが漏れている。
ブレーキホースでも破損したのだろうか?
ともかくリフトに入れバラして見ると。
これは酷い。
右のリアのブレーキシリンダーがオイル漏れを起こしている
ブレーキオイルが滲み出ることによりブレーキライニングが剥離してしまい
ブレーキを踏んでもライニングがないので制動力が出ない。
しかもライニングがないのでシリンダーはブレーキを踏むごとに開くのでドンドンブレーキオイルが漏れていってしまったのだろう。
漏れたブレーキオイルがハブのベアリングにも浸透し、ベアリングも内部破損してしまっていた。
左側も確認してみると、やはり危険な状態にあった。
走行が110000kmオーバーで、オーナー様曰くブレーキは酷使する運転な方だという。
ライニング自体の残り溝はかなりあったので、おそらくはブレーキシリンダーの劣化が原因ではないかと思う。
ブレーキシリンダー、ライニング、ハブベアリングを新しい物に交換し、試運転
ブレーキの当たりを付けて作業は完了
みなさんもブレーキはちゃんと点検をしてくださいね。