フィアット パンダ エンジン不動
2019年11月28日香川県のM様のフィアット パンダの入庫
高速走行で岐阜まで来てホテルに着いたらエンジンがかからなくなったという
途中でエンジンのチェックランプみたいなものが点灯し始めたので停めるとヤバいと思ったようでそのままホテルまで走り切ったそうです
ということでレッカーで搬送されてきました
確認するとクランキングしません
バッテリーをつなげてかけてみるとエンジン始動します
とりあえずリフトに入れ下からのぞいてみると
あれあれオルタネーターにかかっているベルトが切れてしまい絡まっています
これでは充電できないので走れなくもなります
絡まったベルトを取り外していくとどうやら原因が分かりました。
原因はベルトのアイドラプーリーです
2個ついているのですが、そのうちの1つが無くなっています
ベルトが切れたからアイドラーが破損したのか、アイドラーが脱落したのでベルトが切れたのか
この時点では判断しかねますが原因はココだ
右は破損したアイドラー、左が新品です
真ん中のベアリング部分が吹っ飛んで行ってしまい無くなっています。
まずはアイドラーとベルトを新品に換えて他に不具合や、オルタネーターの充電量をチェックしてみます。
オルタネーター自体は新しそうで、どうやら交換してあるような感じ
ベルトを取付しエンジンを始動してみるがすんなりかかる。
充電量も問題ないようだ
異音やベルト自体の振れもなさそう。
しばらくアイドリングさせて様子を見てみたが大丈夫そうなので、夜間に近場をヘッドライトを付けてグルグルと試運転してみる
バッテリーのチャージランプも点灯しないようで問題なく走行できる
一夜明け朝に再びエンジンを始動してみても1発でかかる
どうやらオルタネーターもバッテリーもそのままでいけそうです。
最後にベルトの張りをもう一度チェックして作業は完了
無事にオーナー様にお返しすることができました