アルファロメオ アルファGT ミッション不良 不動
2020年4月27日静岡県のH様のアルファロメオ アルファGT の入庫です
シフトチェンジがもたついたり、Nレンジになることが多々あるなと思っていたら、ついにギヤが入らなくなったということでレッカー搬送されてきました。
入庫後エンジンを始動してギヤが入るかどうかを試してみると・・・・
エンジン始動直後けたたましい音が。
ギャーっと異音を出しています
試にギヤを入れてみるとエンストします。
こりゃ完全にクラッチ逝っちゃってますね。
とりあえずリフトに押し込み何とかリフトアップ
とにかくミッションをまずは降ろします。
ミッションおりました
めっちゃダストがすごいです
クラッチのカスがボロボロ落ちてきます
あぁ~これではダメですね
音の原因はこれ
ベアリングが破損してますね。
クラッチが減って限界値を超えた状態で動いていたのでベアリングも熱を持ち破損したのでしょうか。
クラッチカバー等もベアリングが押し付けられた跡が残っています
金属同士が擦れ合うのであのけたたましいギャーをいう異音が出ていたのです。
クラッチディスクも擦り減ってしまいこんな状態です。
これでも過去に見た酷い状態のクラッチよりはまだマシな方です
クラッチディスク、カバー、ベアリングを交換していきます。
最近は不動車の入庫率が高すぎで、ゆっくりしている暇もありません。
効率よく作業を進めます。
ミッションを組み付けしテスターにてキャリブレーション。
そしてエンジン始動
静かです。異音はありません。当たり前ですけど
そしてちゃんとシフトチェンジできるようにテスターにてクラッチ調整も行います。
試運転も行い違和感がないことを確認
あっ 書き忘れましたが、ミッションを降ろしたついでにセレのアクチュエーターもオーバーホールしてきました。
なのでよりシフトチェンジがスムーズですね
これで安心して乗れるのではないでしょうか。