アルファロメオ156SW オイル漏れ&RECS施工
2020年9月22日三重県のM様のアルファロメオ156SWの入庫です
先月タイミングベルト交換で入庫していただいた際にオイル漏れが気になっていました。
オーナー様にオイル漏れがありますよとご報告しておきました。
この時タイベル交換時に同時交換するタペットカバーパッキンの交換を、以前に車検を行った時にタペットカバーパッキンだけは交換してあるので今回は再利用してほしいというご要望でした。
もちろんご要望通りにタペットカバーパッキンは再利用したのですが、なぜに車検の時にタペットカバーパッキンだけ交換したのだろう?と疑問でしたが今回の作業で理由がわかりました。
オイル漏れしている個所はフロント左の部分
ちょうどラジエーターのサブタンクからのウォーターホースがエンジンに繋がるところの上あたり。
タイミングベルト交換時にオイルでベタベタだったのも、この部分の下側
タイミングベルトカバーの一部分がオイルと熱でボロボロになっていましたからその旨オーナー様に報告してありました。
そしてウォーターホースも劣化して危険ですよとお知らせしておいた部分ですね。
写真で見ていただいてもオイルが漏れてべtべたになっています。
今回はタペットカバーパッキンを再度交換と、この部分のウォーターホースの交換、そしてRECSをついでにということです。
まず最初にタペットカバーパッキンを交換するためにタペットカバーを取り外し、古いタペットカバーパッキンを取り外す時に何故オイル漏れしているかがわかりました。
タペットカバーにクラックが入っています。
これではダメです
どれだけパッキンを新品に交換してもオイル漏れします。
おそらく車検を行った整備工場さんもオイル漏れしているからタペットカバーパッキンを交換しないとダメだよっということで交換をしたのでしょう
そのときにはこのクラックに気付かなかったのでしょうね。
そして現在に至るという感じです。
いまさら156のタペットを新品で交換するのももったいないので、当社の部品どり車両からタペットカバーを取り外し移植します。
そしてパッキンも交換
ウォーターホースも新品に交換です。
そしてオイル漏れしないか確認することも兼ねてRECSを施工します
RECS施工で1時間30分くらいアイドリングしていましたがオイル漏れもなし
コンディションも良しです
RECS終了後、試運転を20分くらい行い、さらにオイル漏れしないかを確認
問題もないようなので無事にオーナー様にお返しいたしました。
取り外したタペットカバーをオーナー様に見せ原因を報告
これで安心て乗れるのではないでしょうか