アルファロメオ ブレラ クラッチ交換
2021年2月7日大阪市のF様のアルファロメオ ブレラの入庫です
たまにギヤ抜けしNレンジなってしまうということでご相談を受けました。
Dの判断ではクラッチ交換ということで見積額がとてつもなく高額だったということ。
お話をお伺いするとどうやら今回の話になる前にクラッチアクチュエーターや、その他もろもろを行っているそうです。
走行距離は79000km。
まぁボチボチとクラッチは交換時期にはなっているでしょうね。
ではクラッチ交換しましょうか。
その前にテスターで現状のクルマ状況を確認しておきます。
テスター上ではクラッチは交換した方がいいようなフォルトを拾っていましたね。
バッテリーを取り外してクラッチアクチュエーターや、セレのタンクが目視できるようにしました。
なるほど、確かにクラッチアクチュエーターは綺麗ですね。
クラッチオイルも綺麗なまま。
クラッチオイルの量もちゃんと入っています。
これなら間違いなくクラッチ減ってきてますね。
ミッションを降ろしましたよ
ベアリングはそこそこのダメージ
もちろんベアリングを手で回すと異音も出ます。
クラッチディカバー等はまぁ距離相応の感じです。
クラッチディスクはやはり交換時期が来てますね
部分的にかなりすり減っており、この状態だとあと少し遅ければ不動になっていたでしょうね。
新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取付。
クラッチベアリングも新品に交換
ミッションケースも綺麗に洗浄して余分なダストとうは取り除きます。
セレのオイルも綺麗に抜き替えます。
左が交換前で、右が交換後です
全然色が違うでしょ?
これだけ劣化しているのです。
あとはミッションを元に戻していきます。
ギヤオイルも補充してテスターにてキャリブレーションをおこなった後にエンジン始動。
しばらく暖機した後にテスターにて再度キャリブレーションを行ってから試運転。
異音や違和感がない事を確認
しばらく試運転を繰り返しギヤ抜けの症状が出ないことを確認して作業は完了です。