フィアット500 ミッション不良 不動 クラッチ交換
2021年5月13日大垣市のA様のフィアット500の入庫
今回もまたまた不動車の連絡です
まぁしかしよくもこれだけ不動車ばかり入庫してくるなぁ・・((+_+))
さすがに疲れます。
今回は走行中に信号で止まったらそのままNレンジになりギヤが入らなくなったそうです。
その後何度も再始動してもギヤ入らず、トランスミッションの警告灯が点灯したままだとということです。
入庫後エンジン始動するととてつもない異音。
ギャラギャラギャラ
あぁぁぁ~これはダメだ。
完全にベアリングが大破している音です。
オーナー様にはすぐにクラッチ交換等は必須ですよと伝え、その後センサー類はクラッチが正常に状態になってからの判断になりますとしてクラッチ交換の許可をいただきました。
いや~でもベアリングがこれだけの異音を出しているという事は、かなり前からミッションから異音はしていたはずなのですが。
ではミッション降ろしますよ。
毎日ミッション降ろしているような気がするけど( ゚Д゚)
ミッション降ろしました
うわぁ~~~~これはひどい。
やはりベアリングが大破してますね。
とてつもなく焼けてしまって臭いです。
ほらね。
バラバラでしょ?
ここまでになるのに気が付かなかった?ってことはないはずなのですが。
クラッチディスク等もかなりすり減ってますね
ベアリングもクラッチディスクも消耗品なので仕方ないと言えば仕方ないのですが。
新しいベアリングやクラッチフォーク
ミッションケース内も綺麗に清掃して汚れや、異物を取り除きます。
各部にグリスアップも行い動きをよくしておきます。
クラッチディスク、クラッチカバーも新品に交換。
ちなみにこれらのクラッチ系のパーツは常に在庫しています。
フィアット・アルファロメオ各車種ごとに3台分ずつはストックしていますからメーカーが休みでも部品はすぐに交換できちゃいます。
クラッチ交換後、ミッションを組み付け。
テスターでキャリブレーションを行います。
そしてエンジン始動
ギヤチェンジしてみると問題なくシフトします。
試運転を行うとしばらくは問題なったのですが、しばらくするとトランスミッションの警告灯を点灯させました。
テスターでチェックするとセンサーの異常を拾っています。
おそらくはクラッチの異常でセンサーの一部が許容範囲外まで作動してしまいダメになったか。
念のためにセンサーも1個交換
そしてまた試運転を行います。
センサー交換後は問題なしです
快適に走行できます。ギヤチェンジもスムーズに行ってくれます。
これで作業班完了
また安心して乗っていただくことができると思います。