アルファロメオ159 冷却水漏れ
2021年6月28日滋賀県のO様のアルファロメオ159の入庫です
冷却水漏れがあるので修理してほしいという事で入庫してきました。
夏のトラブルの定番冷却系ですね
もともと品質クオリティのレベルが低いイタ車では冷却系統のトラブルは多いですね
早速車両を確認すると滲んでますね~
だいたい漏れる場所や滲む場所は決まっているので発見しやすいですよ
今回はラジエーターのアッパーホースのジョイント部分が滲みが酷いです
こちらはホースバンドを交換して、シールガスケットを薄く塗布してもう一度締めこんでいきます。
おそらくは以前にもどこかで修理はしていると思います。
普通はねじ式のホースバンドは使っていないので1度は交換していますね。
そして冷却氏のにじみは1か所ではなかった
もう一か所発見しました。
ここはヒーターコアからエンジンに繫がる部分です
ここもよくダメになります
なぜならジョイント部分のプラスチックが熱と経年劣化で破損したり、ホースの中で折れたりしてしまうから。
酷い場合は走行中に圧力でプラスチックが折れて一気に冷却水が噴出してモクモクと湯気を立ち上げる時もありますよ。
これが新品です
エンジン側の部分になります
これともう一つヒーターコア側のホースもジョイントのプラスチックがダメなのでセットで交換です
取り付ける前にこちらもホースバンドを交換しておきます
最初からついているものではいずれ緩くなってまた滲み出します
取付後はこんな感じです
新しい冷却氏を補充してエア抜きを行います
159はエア抜きちょっと面倒なのでしっかりと行います
その後圧力テストを行い、漏れやにじみがない事を確認
年数も経ってきていますから今後も他のホース類も怪しいですが、順次交換していくしかないでしょうね。