アバルト５００　エアコン異音　リサキュレーションフラップモーター交換

名古屋市のT様のアバルト５００の入庫です
エアコンから異音がするという事でご相談をいただき、取りあえずご来店いただきました。

エアコンから異音？ということなのでまたコンプレッサーがダメなのかな？っと思っていましたが、どうやら違うようです。

異音は室内からで、音はカラカラからという音。
しかもエンジン始動後３０秒くらいすると消えるという。

試しにエンジンを始動させてみると
おぉぉ～確かにからカラカラと異音するではないですか。

しかもちゃんとすぐ音は消える。
何度繰り返しエンジンを始動しても必ず音はします。

エアコンパネルを操作していると分かってきた
リサキュレーションスイッチをON-OFFすると異音がする

おそらくはリサキュレーションフラップモーターの不良だ
ギヤがかみ合わないのか、おバカになっているかでしょう。

運転席の下から手を伸ばしてリサキュレーションフラップモーターを手で触りながらリサキュレーションフラップモータースイッチをON-OFFすると異音とともに、手に振動が伝わってくる。

確定ですね！
原因はリサキュレーションフラップモーターです。

オーナー様に状況を説明し、リサキュレーションフラップモーター交換します

交換しますと簡単に書きましたが、このリサキュレーションフラップモーターとんでもないところについております。
頑張って手を入れても作業できるようなスペースはなし
なのでダッシュボードを取り外します

フィアットのエアコンはホント最悪です
温度調整のフラップモーターもよくダメになり、ヒーターコアASSYの交換ですからね
もうちょっとこういったところは制度を上げてほしい
心からそう思う( ;∀;)

ブツブツ言いながらバラしました
今回はモーターのみの交換でいけるのでここまでバラせば大丈夫。

諸悪の原因はこれです
このモータの中のギヤがかみ合わせが悪く、カラカラカラという異音を発生させています。

モーターを交換してダッシュボード等を元に戻していきます
このダッシュボードの脱着は普段から頻繁にしているのでそれほど時間はかかりません

すべて元に戻していよいよエンジン始動です
異音しません
リサキュレーションフラップモータースイッチをON-OFFしても全然大丈夫です

念のために温度調整や、吹き出し位置の調整のスイッチもチェック
すべて正常に作動することを確認して作業完了です。