アルファ159 クラッチ交換
2017年3月25日春日井市のS様のアルファロメオ159の入庫です。
レッカーにて搬送されてきました。
ギヤが全く入らず走行不能です。
オーナー様に聞くと昨年の11月にディーラーにてセレのアクチュエーターを新品に交換したばかりで今回また半年もたたずにセレが不になったということ。
再度ディーラーに持ち込んだら原因が分からないと言われたという。
ホントですか?そんなことはあり得るのだろうか???
信じがたい話であるがオーナー様が言うのであれば間違いはないだろう。
まずはテスターにてフォルトコード調べてみるとギヤの許容範囲外という信号を拾っている
ふむふむなるほど。
アクチュエーター等が新品変わっておりその他の部分が異常がないとなれば残るはあれです。
ちょっと秘密なテスト方法で調べてみると、やはりクラッチが減っている。
ただ単にクラッチの摩耗が原因ではないか。
オーナー様に連絡し作業の許可をいただき早速クラッチ交換です。
簡単にクラッチ交換と書いてますが作業はかなり面倒なんですよ。
ひたすら黙々と作業しようやクラッチ脱着。
やっぱりクラッチディスクが摩耗が酷いです。
ダイヤフラムも少し変形してしまっています。
これだけ減っていればそりゃクラッチ繋がりませんよ。
ベアリングの異音が出始めています。
これらの消耗パーツをすべて交換しクラッチを再び取付します。
作業に専念しすぎて写真を撮るのを忘れました((+_+))
クラッチ取り付け後テスターにてキャリブレーションし、エンジン始動。
ギヤを入れるとスムーズにセレが作動します。
試運転しセレユニットの不具合がないことを確認。
再度テスターにて診断して作業は完了です。