フィアット500 クラッチ交換
2022年1月23日滋賀県のT様のフィアット500の入庫です
ミッション不良でNレンジからシフトしないことが多くなってきたという事。
そして走行中もNになったり、ミッション異常警告灯を点灯させてたりする頻度が多くなってきたそうです。
まだ走行できるうちに修理をということですね
取りあえずクラッチ交換する前にテスターでフォルト確認だけしておきます。
やはりクラッチ異常は拾っていますね
油圧系の信号も拾っているがまずはクラッチを正常に戻してからのチェックが良いでしょうね。
では早速ミッション降ろします
はい、ミッション降ろしました。
まぁ普通な感じですね
ベアリング等は異音はしますが損傷はしていません
クラッチカバー等も取り外していきます。
クラッチはこんな感じです
まだ溝は残っているので走行できるんですね
これがもっと減るとNレンジから不動になったり、加速しない、変速しないなどになっていきます。
デュアロジックオイルは量は適正値入っていますね
色は汚れてはいますが真っ黒という色ではないので油圧系はおそらくは大丈夫そうだろう。
新しいクラッチディスクとクラッチカバーを取付
クラッチベアリングやクラッチフォークも交換です
細かなパーツもありますが、ここまでの作業をしてケチって交換しないと、あとでまた大変なことになることもありますから、ついでの作業も大事です。
デュアロジックオイルも交換しました
まさについでなのでこのタイミングで交換しないのは逆にもったいない。
あとはミッションを元に戻すだけ。
ミッションオイル等も交換し、ミッション組付け後テスターでキャリブレーションを行います。
その後試運転を行い、スムーズにシフトチェンジすることを確認
戻って再度テスター診断を行い異常コードを拾っていないこと確認して、最後にもう一度キャリブレーションを行って作業は完了です。