フィアット500 タイミングベルト交換&ハブベアリング交換
2022年2月17日豊田市のA様のフィアット500の入庫です
タイミングベルト交換とウォーターポンプ交換、そして走行中に異音がするという事です。
タイミングベルト交換は特に何もないので普通に行えますね
まずは異音の確認からします。
お預かりして試運転をしてみます
オーナー様曰くゴーという低い音がするということでした。
試運転してすぐに異音確認できました
後ろの方から確かにゴーといったような異音がしていますね。
おそらくはハブベアリングっぽい音ですね。
リフトに入れ簡単なタイミングベルト交換等から行っていきます
走行が80000km台なので2回目の交換ですね。
前オーナーの記録簿等が残っていないので1回目が何キロで交換してあるのかがわからないという事でしたから、疑わしきは交換。
タイミングベルトは切れたら終わりですからね
エンジンマウント等を取り外してタイミングベルトの状態を確認
見た感じベルトは思ったほど劣化はしていない感じ。
でも前回が不明なので、ウォーターポンプやテンショナー、アイドラーがダメになることが多いので記録が不明な場合は交換が一番安心です
タイミングベルトを取り外し、ウォーターポンプを新しいものに交換しました
新しいタイミングベルトを取付
あとはタイミングベルトカバーを元に戻して、エンジンマウントを組み付けるだけ。
最後に冷却水を補充
エンジンを始動させ冷却水をのエア抜きを行います
その間にリアのハブのチェック
タイヤを付けたまま手でタイヤを回してみます
そうするとやはり鈍い音がかすかにしてますね
間違いなくハブベアリングだダメそうです
最初は左側だけかな?っと思っていたのですが、右側も同じように回してみると
右側も駄目ですね。
異音がしてます。
タイヤを取り外し、ブレーキパッドやブレーキキャリパー、ブレーキローターを取り外しハブベアリングを取り外します
このフィアットは1.4なのでリアもブレーキはディスクです
これが取り外したハブベアリング
やっぱりダメでしたね
ベアリングがガタついて中で分解しています
左右ともにダメ。
いわゆる経年劣化ってやつです
これが新品です
新しいハブベアリングを取付して、ブレーキ等も元に戻します。
すべて作業が完了したら試運転です
試運転してみましたがクルマが違う車両かのような静かさです
異音もなく快適に走行できます
テスターで最終チェックを行った後、無事にオーナー様にお返しできました。