フィアット500 ブレーキ警告灯点灯 ブレーキライニング交換
2024年2月1日大垣市のH様のフィアット500の入庫です
ブレーキの警告灯が点灯して、ブレーキの利きが悪く、異音も酷いという事でご来店になりました。
当社には初めてのオーナー様ですね
お話をお伺いすると普段は他店にて整備等を行っているそうですが、フィアットなので詳しくはわからないし整備できないと断られたそうです
え?
普段は車検等をやってるんでしょ?
なのになぜに整備できないの?
不思議なことを言われますね
困ったオーナー様はネットで当社を見つけられアポなしでお越しなった感じです
基本的にアポなしは受付しないのですが、ブレーキの警告灯という事で危ないで少しお話をお聞きして見てみることにします
見てみるとブレーキオイルタンクにブレーキオイルがない
これはかなり危険の状態
よくこんな状態でここまで来ましたね
ブレーキ全く効かないでしょ
車両を見ていくと、どうやら右のリアがヤバそうです
アルミホイールに鉄粉がびっしりと付着しているし、右リアのボディにも鉄粉が付着しています。
おそらくはブレーキライニングがすり減って無くなっているかも
ともかく乗って帰れる状態ではないのでこのままお預かりして整備をしていきます
まずはホイールを外して、ブレーキドラムを取り外します
そうするとブレーキライニングやブレーキシリンダーが現れます
ほら、もうブレーキライニング無くなっている
そしてドラムのほうも削られてしまい変摩耗してしまってます。
ブレーキシリンダーもオーバーワークでブレーキオイルが漏れてしまっている
本来の可動域ではないところまで動いてしまったことによりブレーキオイルが飛び出してしまっているんです。
取り外したブレーキライニングとブレーキシリンダー
もうこれは危険とを取り越して こんなブレーキで走ったら死にに行くようなものです
こちらが新品のブレーキライニングとブレーキシリンダー
ブレーキライニングを比較してみるとわかります?
左側摩耗したものと右側新品のもの
新しいブレーキライニングとブレーキシリンダーを取り付けし、ドラムも交換
交換後にはもちろんブレーキオイルも交換しエア抜きを行います
ブレーキの警告灯も消えましたね
ちゃんとブレーキオイルタンクにもブレーキオイル保持しています。
漏れもなさそうです
そして試運転、ブレーキの利き具合、左右の制動力の誤差がないかをチェック
左右で制動力の誤差が大きすぎるとクルマがスピンしてしまう事もありますからね。
しばらく試運転して問題がないことを確認したら作業は終了
これで安全に安心して乗れるようになりました