フィアット パンダ ミッション不良 クラッチ・フライホイール交換
2024年4月10日岐阜市のK様のフィアット パンダの入庫です
ミッション不良にて不動になり、Dに相談したところ高額な見積もりに、最終的には修理せずに乗り換えを勧めらたということでした
そこでオーナー様はネットで当社を見られて相談にお越しなりました
修理の金額はまぁそれくらいはするという事と、乗り換えを勧められたことも特にはおかしな話ではなく、よくある話ですね
結論としてはパンダにはよくあるトラブルで、修理するしないかはオーナー様の気持ち次第。
個人的には修理したほうが得だと思いますよ!ということをお話をさせていただいたらオーナー様の決心もついたようで当社にて修理をしてほしいという事でレッカーにて搬送されてきました。
入庫後確認すると全くギヤは入りません
走行は58000km台ですが、これはまたフライホイールがダメになっているっぽいですね
なのでDさんの見積もりもフライホイールは部品代がはいるので高額になっているのは納得です。
とりあえずミッション降ろしました
ベアリングは破損していませんね
クラッチカバーにはベアリングが押しつけられた跡があります
さて問題はこのクラッチカバーを取り外した中にあるフライホイールです
クラッチカバーとクラッチディスクを取り外しました
フライホイールは…やっぱりダメ
ベアリングは破損して、真円が出ません
偏芯してしまっているのでクラッチが繋がらないんですね
これはデュアルなのでこうなってしまう
フライホイールをシングルのフライホイールに交換です
見てもらうとわかりますが、悪の根源ベアリングがないので二度と同じ症状にはなりません。
新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取り付け
クラッチベアリング、クラッチフォークも交換します
クラッチフォークも折れたりするので交換は必須
デュアロジックオイルも交換します
せっかくなので綺麗になるまで交換
デュアロジックオイル交換が終わったらミッションを組み付けて、ミッションオイルを注入。
テスターにてキャリブレーションをおこないます
ちゃんとギヤが入ることを確認
試運転をして変速のスムーズさ、異音や変な振動がないこと、問題がないことを確認して作業は終了です
これで安心して乗れるのではないでしょうか