アルファ159SW Ti クラッチ交換&車検

アルファ159SW Ti クラッチ交換&車検

2019年5月5日 0 投稿者: 迦楼羅

一宮市のO様のアルファロメオ 159SW Tiの入庫
たまにミッション異常警告灯が点灯することがあるという事で入庫ついでに車検もやってくださいという事です。

まずはミッション異常警告灯の原因を探っていきます。
走行が100000kmを越えている車両で、中古車で購入してまだ1年経っていないそうです。
以前も当社でパワステホースの交換等を行っております。
過去履歴が残っていないのでクラッチを交換したかどうかはオーナー様も分からないようで、距離的には交換しなければいけない距離になっているのは間違いな感じ。

テスター診断してみると、それらしいフォルトを拾っているのでオーナー様と相談しクラッチ交換をすることにしました。

ちなみに交換する前のクラッチオイルはこんなにも汚れていますし、量も少ない状態です。
ではさっそくミッションを降ろしていきます。

ミッション降ろしました。
毎度ながら慣れたものです。
要領も得ているので、おそらく普通の教条さんよりかなり早く降ろすことができる自信がありますよ。

外したクラッチ版がこちら。

ツンツルテンですね。
あと1週間遅ければレッカー移動しなければならないほどの状態です。
よくぞ無事に当社まで自走で来れたねって感じですよ。

新しいクラッチとベアリング等を取付しミッションを元に戻していくのですが、入庫した際に気になる点がありました。

冷却水がかなり量が減っていたことです。
ミッションを降ろす際に作業していて気づきました。原因はここです。

ラジエーター下部からかなりの水漏れ。
ミッションを降ろすためにメンバー等を取り外しているのでついでに作業してしまえば工賃がかなり安くて済みます。
オーナー様に連絡しラジエーターも交換していきます。

ラジエーター交換後、いよいよミッションを元に戻していきます。
その前にクラッチオイルとセレオイルを抜き換えし新しいものにしておきます。
ミッションを載せてからやるよりはるかに作業性が良いので楽チンです。

ミッションを戻してからテスターにてキャリブレーションを行い試運転。
ギヤが気持ちよく切換わることを確認。
最後にテスターにて最終診断を行い作業化完了です。