フィアット500 クラッチ交換

フィアット500 クラッチ交換

2020年3月11日 0 投稿者: 迦楼羅

弥富市のI様のフィアット500の入庫
走行中減速し交差点等を曲がろうとするとギヤ抜けし、Nレンジになってしまうというkとで入庫してきました。

オーナー様にお話を聞いていると、普通に走っているときは問題ないのだが、信号で止まり発進しようとするとNになっていたりということも多々あるようだ。

普段は地元の整備工場にて修理をしているとのことでしたが、今回は「うちではわからない」と言われたそうです。

まずはテスターにて診断
フォルトを拾っているかどうか確認します
当然ギヤ抜けし、エラーメッセージが点灯しているということなのでフォルトコードは拾っていますね。
センサー等のフォルトはないようなので、一度キャリブレーションをしてクラッチ調整してみます。
するとギヤがNのままシフトしなくなりました。
デュアロジック自体は作動しようとしているので間違いなくクラッチ減っていますね。

オーナー様に状況をお知らせしクラッチ交換の許可をいただきクラッチを交換していきます。

最近はやたらとクラッチ交換が多いですね
というよりも元々当社はこんな修理依頼ばかりが舞い込んでくるんでした。

ミッションおろしました。
かなり汚れていますね。
中のダストの出具合から見ると相当クラッチ減っているのではないでしょうか。

さていよいよクラッチカバー外します

やはりですね。
もうクラッチディスクはヘロヘロになっています。
逆に今まで何とか走行できていたのが奇跡ですね。
このクラッチディスクの状態なのでキャリブレーションをしたらクラッチが滑り始めたのでしょう。

新しいクラッチディスク等を取付

クラッチベアリングも交換
ついでにデュアロジックオイルも抜き変えします。

あとはミッションを元に戻していくだけです。
すべてを組み付けたところでテスターにてキャリブレーション。
問題なくキャリブレーションOKで、ギヤも普通に繋がります。

試運転で変速状況を確認
最初に比べてものすごくスムーズに変速してくれます。
やはり新品は違いますね。
試運転後いつものように再度テスター診断
問題がないことを確認して作業は完了です。