フィアット 500 ステアリングモーター不良

フィアット 500 ステアリングモーター不良

2020年3月22日 0 投稿者: 迦楼羅

岐阜市のT様のフィアット500の入庫です
エンジンチェックランプの点灯と、パワステがオモステになりメーターパネル内にもステアリングのチェックランプ点灯しています。

フィアットのパワステアリングは油圧式ではなくモーター式です。
モーターそのものがダメになることはないのですが、それを補助するセンサーやリレーなどが昔からよくダメになりますね。

おそらくは今回もそのあたりがダメになっているものと思われます。

まずはエンジンのチェックランプから整備します
拾っているフォルトコードはラムダセンサー異常。
世にいうO2センサーです。

この車両は走行がまだ46000km
それほど早くラムダセンサーがダメになるとは思われない

オーナー様と相談しエンジン内部の洗浄をしてしばらく様子見をすることにした。
ということでRECSを施工していきます。

予想以上に白煙が出てきました。

RECSを行っている間にパワステのほうもチェックしていきます。
異常コードはいつもの舵角センサーの異常
ということはアシストモーターASSY交換になります。

内部のセンサーだけ交換してあげればいいのですが日本ではそこだけのパーツはデリバリーしていません。
ちなみに新品は320000円(ー_ー)!!
あり得ん金額です。

まだまだRECSが終わらないので、とりあえずオーナー様に連絡してパワステをどうするか相談です。

32万円も出せないと当たり前のコメント
そこで中古パーツで作業してほしいとのことです。
中古のピンキリで安いものもありますが、適合やコンディションにより様々です。

結果そこそこの中古でということになった。
それが一番難しい・・・・
そこそこの中古って!!!どのレベル?

でもオーナー様の立場になればそれしか言いようがないでしょうね。

で、こちらがそこそこの中古
中古のですが良い値段ですよ。

まぁ中古パーツ屋さんも素人ではないのでどのパーツが需要があり、よく壊れるのかを知っていますからね。

では早速交換です。

事前にダッシュパネル等を取り外していつでも交換できる状態にしておいたのでパーツさえ届けばあっという間です。

アシストモーターを組み付けし、ダッシュパネル等も元に戻していきます。

そしてテスターにて舵角調整と初期設定をおこないます。
チェックランプは点灯しません
パワステもちゃんと作動していますね。

試運転しステアリングに違和感がないかを確認
エンジンのチェックランプも今のところ点灯はしていません。
すべて問題なしということでオーナー様にお返ししました。
次にエンジンチェックランプが点灯した場合はラムダセンサー交換ですよとお伝えだけしておきました。