ザ・ビートル エンジン不調 プラグコード交換
2020年7月20日羽島市のT様のVW ザ・ビートルの入庫です
エンジンの調子が悪く、走行しても走って行かないということでご相談のお電話をいただきました。
お話をお聞きしているとおおよその見当はつきました。
そこでオーナー様的には不安なのでレッカーで運びたいとのこと。
もちろん当社はOKです。
保険のレッカーサービスを使っての車両搬入となりました。
さっそくエンジンを始動してみると確かにハンチングしておりエンジン不調
チェックランプも点灯しています。
エンジン不調で出力が出ないのでABSとトラクションのチェックランプも点灯しています。
オーナー様が言っていた走って行かないというのはこのことでしょうね。
テスター診断では出力不足をひろっていました
ちょうど雨が続いているのでかなりの湿度です。
おそらくはダイレクトイグニッションなどがダメになっているのでは?と推測します。
まずはエンジンを始動させプラグコードを1本づつ外してエンジンの変化をみます。
1番OK、2番OK、3番不良、4番OKでした。
3番に電気が来ていないか、3番のスパークプラグがダメになっているか、そもそもダイレクトイグニッションがダメかです。
3番のスパークプラグと2番のスパークプラグをチェンジします。
そしてエンジン始動、同じようにエンジン不調です。
この状態で3番のプラグコードを取り外すとエンジンの状態は変わりません。
2番のプラグコードを外すとエンジンストール
これでスパークプラグは関係ないことが確定です。
次はプラグコードのチェック
同じく3番のプラグコードをテスト用のプラグコードに付け替えてエンジン始動。
エンジン正常に回ります。
不具合はありません。
ということは3番のプラグコードの損傷が考えられますね。
オーナー様と相談してプラグコードとスパークプラグを交換することにしました。
走行も84000kmとなっているので、過去の整備記録を見てみても無交換のようなのでセットで交換させてもらいます。
まだ使えそうな感じですが、かなり劣化している感じ。今後も事を考えると変え時でしょうね。
交換後はエンジンも滑らかチェックランプも点灯しませんし、加速も良好です。
できればエンジンオイルも交換してほしいところでしたが、今回は見送りで次回にお願いします。