アルファGT 車検整備&RECS施工

アルファGT 車検整備&RECS施工

2020年9月21日 2 投稿者: 迦楼羅

岐阜市のK様のアルファロメオ アルファGTの入庫です
依頼内容は車検整備
神奈川県から引っ越しをされてみえたようで車検整備を行ってくれるお店を探していたそうです。

ちなみに車検が切れるまであと1週間くらいしかありません。
もうギリギリの状態での滑り込み車検ですね

車両はかなり弄ってある車です

まずは車高が車検通りません
最低地上高が9cmと決められているので現車はストラットタワーバーやロアバーがついており、しかも車高調でガッツリ車高落ちています。

まずは最初にRECSを行います。
エンジンオイル等を交換するのでRECSを行うことでエンジンオイルにRECSの溶剤が溶け込むので、新しいエンジンオイルをわざわざ汚すより、エンジンオイルを交換するので古いエンジンオイルを汚してしまった方が良いですからね。

RECS施工が完了したら車検整備に移行します。

問題の最低地上高の確保を行いましょう。

このロアバーがヒットします。
実際にオーナー様も通常走行時にヒットしているようで・・・・

このロアバーを外して、少し車高調を上げてあげれば車検は大丈夫そう。

オーナー様からの依頼事項は、RECS施工・ミッションオイル交換・エンジンオイル交換・ブレーキオイル交換・あとは以前にエンジン始動ができなくなった事があったのでそれもついでに調べてほしいということです。

まずはロアバーを取り外しします。
どのみちミッションオイル等を交換する際にアンダーカバーを取り外さないと作業できないので、いったんロアバーは取り外しておきます。


が、しかし。ロアバーを路面でヒットしているので、ボルトホールが削れて変形してしまっています。

工具が入りません。
仕方ないので削れたバリを鑢で根気よく削ってボルトホールを工具が入るように綺麗に整えていきます。
この作業がかなり面倒でした。
ロアバーが取り外せればあとは簡単。
いつものようにエンジンオイル、ミッションオイルなどを交換。
冷却水も綺麗に抜き替え。

最後に以前エンジンが始動できなくなった原因を調べます
テスターでCPUにアクセス
フォルトが残っていないか確認するとありました。
クランクポジションセンサーの異常を拾っていました。

試にクランクポジションセンサーのコネクターを手でコンコンと軽く衝撃を与えてやると
エンジン不動になりました

クランクポジションセンサーの不良か、カプラーの接触不良ですね。
カプラーを清掃して繋げても、エンジンかかりません。

再度クランクポジションセンサーに衝撃を与えてやるとエンジンかかりました。
クランクポジションセンサー内での断線?もしくは破損ですかね。
良くダメになるパーツで、在庫有りのパーツなので新品に交換して作業は完了

軽く試運転して、あとは検査合格することを祈るのみ
最低地上高はギリギリの9cmで設定したのでホントにギリギリです。