アルファロメオ159 パワステオイル漏れ
2021年1月20日岐阜市のN様のアルファロメオ159の入庫です
こちらはパワステから異音がするということでご来店いただきました。
またいつものパワステホースかな?
っと思いきや。
チェックするとパワステホースは問題なさそうです
そうするとパワステポンプが駄目になった?
でもポンプにはパワステオイルが全くありません。
下廻りからオイルが漏れている形跡もあります。
試しにパワステオイルを少量タンクに補充してやると
ポンプの異音は止まりました。
ということはポンプは問題なさそうです。
そのままエンジン始動でアイドリングさせたまま、ステアリングを左右に切り負荷をかけてやると
下からポタポタとオイルが漏れてくるのが見えます。
右のフロントタイヤ辺りから落ちてきます。
タイヤを外して確認すると・・・・・
あぁ~~~~これはひどい
ステアリングギヤボックスからパワステオイルがダボダボ漏れています。
ステアリングギヤボックスの中のシールが駄目になっているのでしょう。
これだとごっそり交換ですね。
ステアリングギヤボックス部品代がめっちゃ高いです
最初は中古パーツも当たってみましたが、当該車両は左H。
運が悪いことに左H車の中古パーツがどこを当たってもありません。
結果オーナー様と相談し新品に交換することにしました。
上が取り外した物で、下側が新しいステアリングギヤボックスです。
交換は非常に面倒です
メンバー脱着して作業します。
ミッション脱着の手前の作業くらいになるので大変です。
交換後パワステオイルを補充して、エンジンを始動する前にステアリングを左右に何度も回してエア抜きを行います。
そしてエンジン始動
パワステポンプの異音がない事、オイルが漏れないことを確認
テスターにてステアリングの初期化を行い、サイドスリップや、足回りを調整して試運転に出ます。
ステアリングの切れ角や、走行安定性を確認して作業は終了です。