フィアット500C ミッション不良 クラッチ交換

フィアット500C ミッション不良 クラッチ交換

2021年1月29日 0 投稿者: 迦楼羅

三重県伊勢市のM様のフィアット500Cの入庫です。
ミッション不良でレッカー搬送されてきました。
わざわざ伊勢市からよくやってきましたね。
お疲れ様ですとレッカー屋さんには言いたいですね。

到着後エンジンをかけてみるととてつもない異音
ジャラジャラジャラと耳障りな異音がしています。
もちろんシフトも入りません。

完全にクラッチベアリングイカれてますね。

しかしなぜに伊勢市から来たのだろうか。
他にも整備してくれるところはありそうなものだが。

まぁともかく早速整備していきましょうか。
取りあえずまずはミッションを降ろしましょう。

あれだけの異音がしているのだからもうベアリングは大破していることは間違いない。
しかも異臭もしている。
クラッチが焼けたような焦げ臭いにおいがしています

ミッション降ろしました。
いや~予想通りのひどさです。

ベアリングは大破して原型がありません。

 

ほら もうベアリングではなくなっていますよ。
シャフトに傷やダメージはなさそうなので、そこだけは安心ですね。

クラッチカバーもしっかりと傷がついています
肝心のクラッチディスクはどうなっているかというと。

まぁ距離相応なダメージですね
でも部分的にはスリ減りが酷い部分もありますね。

では部品を交換していきましょう。
クラッチベアリングや、その諸々のついでパーツ。
そしてグリスアップや清掃なども行い、新しいクラッチやロッドがスムーズに動けるようにしておきます。

そしてついでにデュアロジックオイルも交換
タンク内に溜まった汚れもキレイにしておきます。

そしてクラッチディスク、クラッチカバーも交換します。
あとはミッションを元に戻していくだけ。

油脂類も交換し
テスターにてキャリブレーション。
そしてエンジン始動!
静かですね~。当たり前ですけど。

ギヤもちゃんとシフトします。
エンジンが少し暖まったらテスターにて再度キャリブレーションを行い、その後試運転に出ます。

快適に走行できることを確認。
最後に再度テスターにて診断し、異常やその他のトラブルがないかを確認して終了です。