フィアット パンダ ミッション不良 クラッチ交換
2021年1月31日各務原市のM様のフィアット パンダの入庫です
ミッション不良で不動ということでレッカー搬送されてきました。
先日の500同様にこちらもエンジン始動とともにジャラジャラと異音を出しています。
このパンダもベアリング逝ってますね~
ちなみに整備はずっとDだそうです。
別にDに責任はないと思うのですが疑問なのなのはなぜにDにもって行かない?
まぁ深く詮索するのやめてさっさと作業していきましょう。
まだまだ不動車さんたちが控えているので作業しないとヤードがパンパンです。
ではミッションを降ろしにかかります。
パンダはツインエアーなのですが、同じツインエアーの500に比べるとクラッチトラブルが多い気がするのは気のせいだろうか。
たぶん気のせいだな。
この後に作業する500もツインエアーだった。
などとブツブツ言いながらミッション降ろしました。
ああぁぁ~~やっぱりだ。
ベアリングがこちらも大破しています。
ほら、跡形もなくバラバラです。
これではクラッチ切れませんね
でもなぜにここまでになる間に整備をしないのだろう。
こうなる前に絶対にミッションから異音が出ているはずだし、ギヤの入りも悪かったはず
それを放置して乗っているとこうなる。
これは確実にオーナー様の責任ですね。
クラッチカバーとクラッチディスクも焦げた嫌な臭いがします。
クラッチベアリング等を新品に交換
ミッションケース内もキレイに清掃
グリスアップして動きをよくしておきます。
そしてデュアロジックオイルも抜き返します。
クラッチカバー、クラッチディスクも交換
しかし毎日のようにクラッチ交換をやっているような気がする。
フィアットは作業が楽なのでまだいいが、アルファロメオは147や156だと少し面倒で大変。
159とブレラはなぜか楽なんですよね。
取り外すパーツの多寡だろうか。
さてそんなこんなでミッション取付
ギヤオイルを補充してテスターにてキャリブレーション。
そしてエンジン始動!
異音なし!
そしてクラッチ調整です。テスターにて設定して試運転に出ます。
いや~快適、新しいクラッチはシフトチェンジも爽快です。
デュアロジックオイルも交換しているのでなおさらですね。
試運転後に再度テスターにてチェックして作業は完了です。