フィアット500 クラッチ交換
2021年6月26日三重県のS様のフィアット500の入庫です
デュアロジックオイル交換をして欲しいという事でご予約いただきましたが、三重から当社へお越しになる途中で不動になったという事で急遽レッカー搬送での入庫となりました。
入庫後エンジンを始動してみると確かにギヤ入りません
そしてとんでもなく酷い金属音をします。
ギャラギャラギャラと異臭と共に異音が鳴り響きます
これはクラッチベアリング死んでますね
不動になるはずです。
ともかくもともとデュアロジックオイル交換を行う予定だったのでお預かりしてミッションを降ろすこととします。
さてリフトに何とか車両を入れ込んだので早速ミッションを降ろしていきます
この時点ですでにヘロヘロです
不動のクルマを人力で押すのは結構大変ですからね。
ミッションを降ろすと、やはりベアリングは粉々になっていました
この状態になるには今日1日ではこうなりませんから、おそらくかなり前からミッションから異音はしていたものと思います((+_+))
完全に跡形もなく破壊されてしまっています。
そしてクラッチカバーやクラッチディスクの方も・・・・
かなり損傷していますね
ベアリングが押し付けられた跡がくっきりと残っています。
クラッチカバーの中にベアリングの残骸も入り込んでますね。
ここまで酷いとフライホイールが無事か気になります。
クラッチディスクは距離がまだまだなので、それほど減ってはいませんがミッションを降ろしたついでなのでこちらも交換します。
フライホイールの方は何とかダメージもなく無事でした。
フライホイールがダメだと部品代がかなり高額になるのでヤバいですからね。
ミッションケースも綺麗に清掃し、新しいベアリングとクラッチフォークと取付
グリスアップもしっかり行い動きをスムーズにしておきます。
新しいクラッチディスク&クラッチカバーを取付
そして本来の依頼事項デュアロジックオイル交換も行います
量は問題ありませんが、色が真っ黒になってきていますね。
綺麗に清掃&新しいデュアロジックオイルを補充です。
あとはミッションを元に戻していくだけ。
ミッションオイルも交換して最後にテスターでキャリブレーションを行います。
そしてエンジン始動!
異音もなく問題なし
テスターにてクラッチ調整を行います。
無事にクラッチ調整完了
試運転してみます。
スムーズに変速し、加速もよくなりました。
試運転後再度テスターにて調整して作業は完了です。
デュアロジック整備でお困りの方、ぜひ一度お声がけください
*業者さんの質問にはお答えできませんのでご了承ください。