フィアット パンダ ミッション不良 クラッチ交換
2022年4月15日滋賀県のK様のフィアット パンダの入庫です
ミッション不良でギヤ入らず、レッカー搬送で送られてきました。
入庫後エンジンを始動させてみると異音がします
いつもの耳障りな嫌な音です。
ギヤは入らずで焦げ臭い臭いもしますね。
おそらくはクラッチのベアリングがダメになっているのは間違いないでしょうね。
リフトに入れて早速ミッションを降ろしていきます。
走行はまだ60000km台なのですが、クラッチのベアリングは距離関係なしでダメになる時はダメになりますからね。
ミッションを降ろしました
やっぱりベアリング大破です
粉々になってもうバラバラですよ
かろうじて1部分残っていますが・・・
クラッチカバーも押されて焼き付きしてます
カバーの中には大破したベアリングの破片がはいってますね。
クラッチディスク自体はまだそれほど摩耗してません
まだ60000kmですからね。
使えそうな感じですが使いません交換です
なぜならクラッチはクラッチカバー・クラッチディスク・ベアリングの3点セットでしか部品はでないのでミッション降ろす=クラッチ交換するになるんですね。
そして問題のフライホイールは???
今回はフライホイールは大丈夫そうです。
パンダは大体フライホイールもダメになっている個体が多いのですが、今回はフライホイール内のベアリングは破損してませんでした。
新しいクラッチディスクとクラッチカバーを取付
ベアリングも交換してミッションケースも綺麗にします
そしてもちろんデュアロジックオイルも抜き替えして綺麗にします
あとはミッションを元に戻し、ギヤオイルを補充。
テスターにてキャリブレーションを行いクラッチ設定をします
そしてエンジン始動
異音なし、ギヤもちゃんと入ります
少し試運転して、再度キャリブレーションを行い、再度試運転で違和感等がないか、シフトチェンジがスムーズかを確認。
問題がない事を確認して作業は完了です