シトロエン DS3カブリオ エンジンチェックランプ点灯 始動悪い
2022年4月30日大垣市のY様のシトロエン DS3カブリオの入庫です
珍しいですね。
DS3は人気車種ですが、カブリオを乗っている人は少ないですからね
良い車ですね~
カッコいいです。
知人から譲り受けたそうですが、エンジンチェックランプが点灯したままで、最近ではエンジンもかからない時が多くなってきたという。
5Fエンジンの定番のダイレクトイグニッションか最悪は圧縮抜けかな?
なんて思っていました。
お預かりしてみると確かに1発でエンジン始動しません
何度かクランキングしているとようやくエンジンがかかるような感じ
エンジンがかかってしまえば普通に走行はでき問題はなさそうに感じる。
テスター診断を行ってみるとカムシャフト系のフォルトを拾っている
ダメもとでテスト用のカムシャフトポジションセンサーを交換してみるが症状変わらず。
ミスファイヤー等の信号は拾っていないので、今回はダイレクトイグニッションではなさそうだし、エンジン始動してしまえば嫌な振動等はないので圧縮も大丈夫だろう
残るはタイミングチェーンの伸び、もしくはテンショナー不良か。
タペットカバーを取りあえず外してタイミングチェーンの状態をチェック。
オイル管理は良さそうです。
タイミングチェーンの状態はちょっと伸びてるかな?
オーナー様と相談しとりあえずタイミングチェーンテンショナーを交換してみて、症状が変わらなければタイミングチェーン交換という事で作業方針は決定
早速タイミングチェーンテンショナー交換に入ります
5Fエンジン用のSSTをセット
これでカムは完全にホールド状態
この状態でテンショナーを取り外します
これがテンショナー
上側が新品で、下側が現状品
若干テンションが緩めな感じがしますね
新しいテンショナーを取付し、タペットカバーパッキンも新品に交換
タペットカバーからオイル漏れが酷かったのでついでなので交換です。
組付け完了後エンジン始動
おぉ~~~~~一発でかかります
安心(*’▽’) 最悪のタイミングチェーン交換にならずに済みました
テスターでフォルトチェックをしてみますが、オールクリアで問題なし
何度もエンジン再始動してみますがスムーズに始動してくれるし、チェックランプも点灯させません。
1日様子を見てみましたが問題なさそうなので無事にオーナー様にお返しいたしました。