アルファロメオ 159 ヒーターホース交換

アルファロメオ 159 ヒーターホース交換

2022年9月7日 0 投稿者: 迦楼羅

大垣市のF様のアルファロメオ159の入庫です
走行していたらエンジンルームから煙が出てきたという事で、幸いにもご自宅の近くだったので自宅に戻りボンネットを開けたら湯気が出ており、甘ったるい臭いがしているとのこと。

とりあえず走行するの危険なのでレッカーで当社まで搬送されてきました。
車両をチェックするとラジエーターのサブタンクは空っぽになっており、冷却水が噴き出た形成もあり。

とりあえずサブタンクに水を入れてみると、とある個所から水がドボドボ出てきます。
あぁ~こりゃいつものやつだな。

159も10年以上の車両が多いので(というよりも10年以上の個体しかない)プラスチックパーツやゴムパーツはもう劣化していてボロボロにちかい。

以前に交換している車両でも、それから5年や7年も経てばやはり劣化するので再度交換する時期が来ています。

今回破損しているのは、ヒーターホースのジョイント部分のプラスチック。
ホースとプラスチックの接合部分が劣化してポッキリと折れてしまってます。

そこから冷却水は全部出てしまうので、とても走行できる状態ではないし、エンジンが暖まっていれば圧力で冷却水が一気に噴き出てしまうので物凄い湯気がボンネットから出てきますね。

これが破損している部分の新品と現状品

こちらはまだ大丈夫そうですが、念のためにイン側もアウト側も交換します。
同じようにホースが劣化し破裂したりすることもあるので同時に交換するのが望ましいですね。

交換後はこんな感じです
ジョイント部分がちゃんと接合している
最初の折れている写真と比べてもらえればわかりやすいですね。

あとは冷却水を入れ替えして、エア抜きを行います。
その後試運転を行い冷却水温が正常であることを確認、電動ファンが作動することなどを確認して作業は完了です。