アルファロメオ159 水温異常 サーモスタット交換
2023年11月1日岐阜市のM様のアルファロメオ159の入庫です
走行中に水温異常警告灯が点灯し、路肩に停車しエンジンを切ってしばらく放置してエンジンを冷やし再び再始動してしばらく走行するも変わらず冷却水温が異常
オーバーヒート寸前だったので再び停車してまたエンジンを切って冷やしたのち、何とか自宅までもどったそうです。
その後翌日にエンジン始動するもアイドリングで30分くらいすると水温が異常ということでレッカー搬送されてきました。
入庫後チェックをしてみるが冷却水の漏れなどはなさそう
確かにアイドリングで30分くらい放置すると水温が上がり始める
電動ファンも回っているし、冷却水の漏れもない
そうなると原因はサーモスタットが怪しいですね
サーモの周りをチェックしてみると
あらあら、これは冷却水のにじみがありますね
サーモスタットの交換歴はないという事だったので年式、距離等を考えサーモスタット交換をおこなっていきます
これがサーモスタット
本来はある決まった温度に冷却水が達するとサーモスタットが開いて冷却水をラジエーターに流していく
基本的にエンジン始動時のしばらくは冷却水が低いの閉じているが、ある程度走行すると
サーモスタットは開きっぱなし。
今回はこのサーモスタットが全開に開かないので本来ラジエーターに流れる冷却水が半分くらいしか流れないので、冷却水が冷え切らず水温が高温になってしまうのです。
サーモスタット交換して、ついでに冷却水のにじみがあったホースの部分をホースバンドを交換して綺麗にしておきました
サーモスタット交換後試運転を行います
とりあえず30分走行してみて異常はなし
さらに20分くらい走行してみても大丈夫
やはり原因はサーモスタットでしたね
最後に冷却水の量をチェックして作業は完了です